
司馬徽 |
蜀を平定したとき、王全斌が曹彬の反対を押しきって投降兵3000人を虐殺してしまった。
蜀平定後、そのことを耳にした太祖は怒りをあらわにした・・・・
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太祖 |
投降した兵を虐殺するとは、許せん!
王全斌を呼べ! |
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陛下。お怒りはごもっともですが、
蜀平定の大任を果たしたのに免じて大目に見てはいかがでしょうか? |

趙普 |

太祖 |
ならぬ!
これを許せば今後、征討に向かったものが同じ事をやるに違いない。
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失礼いたしまする・・・・ |

王全斌 |

太祖 |
王全斌よ!我が軍は投降兵を虐殺するような人物をいつまでも将軍にしてはおけぬ! |
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失礼いたしまする・・・・
その件では私にも罪がありまする。 |

曹彬 |

太祖 |
曹彬か・・・。そなたは下がってよい。この事件ではそなたは反対したそうではないか。 |
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私も協議の場におりました。
私も同罪でございます。私にもご処分をお願いいたします。 |

曹彬 |
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曹彬将軍・・・・ |

王全斌 |

太祖 |
うむむ・・・・。
仕方あるまい。今回は特別に不問にふそう。 |
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ありがとうございます。 |

曹彬 |
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ああ、ありがとうございます! |

王全斌 |
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それから、しばらく時が流れ、今度は江南に出兵することになった。
太祖は曹彬を大将に定め、副将に潘美を指名した。 |
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太祖 |
江南を平定してまいれ。
大将は曹彬。
副将は潘美じゃ。 |
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私は無能非才の身。大将など無理でございます。他に適任の者がいるはずでございます。
どうか、ご賢察を・・・・ |

曹彬 |
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なあに、江南の小勢力など、取るに易い!
私の兵力だけでも充分というものです!
楽勝!楽勝!
はっはっは |

潘美 |

太祖 |
はっはっは。曹彬よ。謙遜するな。わしが大将の勤めを教えてやろう。
大将というのはおのれの分をわきまえずにしゃしゃり出る副将を斬るだけのこと。さして難しい役目ではないぞ! |
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うぐっ・・・・(汗) |

潘美 |

太祖 |
はっはっは。
二人にしかと命じる。
蜀のような事件を起こすでないぞ。
よいな! |
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実を申しますと、あのとき、私はあくまでも虐殺に反対いたしました。 |

曹彬 |

太祖 |
ならばなぜ、あれほどまでに自分も同罪などと主張したのじゃ? |
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あのとき、私は王全斌とまったく同じ権限を与えられておりました。
もし、彼が罪に問われ、私が無罪となれば事は穏やかではありません。
あくまで、同じ処分を求めたのはそのためです。 |

曹彬 |