智の館
王曾2


司馬徽
左遷の恨み


登場人物紹介

王曾
仁宗の擁立に功があった。
後に仁宗のもとで宰相に就任した。

范仲淹
西夏との闘いで活躍した。
のちに副宰相に就任。有能な人材の登用に心を砕いた。
また、彼の『先憂後楽』という言葉は後の官僚たちの思想に大きな影響を与えた。




司馬徽
王曾は宰相就任中は自分の門下から一人も要職に就けなかった。それについて当時、司諌であった范仲淹が批判をした。
人材の登用は宰相の重要な役目です。
あなたは他の点では非の打ち所が無い宰相ですが、人材の登用についてはいささか問題がありますな。

范仲淹

王曾
范君よ・・・。
人に恩を着せるのはよいが、左遷の恨みは誰が引きうけるのかね?
ああ、王曾殿こそ、まことの宰相だ。
范仲淹




司馬徽
人を昇進させるだけですむなら、こんな楽な仕事は無いじゃろう。しかし、時には涙を飲んで厳しい決断をしなければならん。
人事は恨まれることのほうが多いんじゃ。
ふむう。
しかし、人事はしっかり行わなければ組織は弱体化してしまうぞ。
なぜ、彼がまことの宰相なのだ?

飛覇帥

司馬徽
君子は危うきに近寄らず。
よいぞ、よいぞ
ほんまかいな?
飛覇帥