智の館
寇準11


司馬徽
憎しみをかった一言


登場人物紹介

寇準
剛直の士。
王旦の指名で宰相に就任。その後、丁謂におとしめられて失脚。雷州に流される。

丁謂
寇準に引きたてられて副宰相まで昇進したが、寇準にメンツをつぶされて恨む。その出来事をきっかけに寇準を失脚に追い込み、その後宰相に就任した。




司馬徽
ある日、役所の役員を集めて会食が行われた。
その時、寇準の髭にスープがついてしまったが、寇準はそれに気付かなかった。
(あ、寇準様の髭にスープがついてるぞ)
丁謂
丁謂は立ち上がって、寇準の髭についたスープをきれいに拭き取った。
寇準は礼を言うどころか丁謂を睨み付けて罵った。

寇準
貴様は副宰相の身分でありながら、宰相ために髭まで拭いてやるのか!!
あ、すみません。
丁謂

役人
(くっくっく。丁謂め、いい気味だ)

役人
(ざまあみろ。へつらい上手なだけで出世した報いだ)
(みんな白い目で見やがって・・・)
ちょっと、厠に・・・・

丁謂
さすがの丁謂もいたたまれず席を外した。
くそおお!
寇準め!宰相から引きずり落としてやる!

丁謂




司馬徽
この出来事で丁謂は寇準を恨み、皇帝に讒言して宰相から引きずり落としたのじゃ。
うむ、寇準は他人に対して苛烈すぎたのう。彼の長所が仇となってしまったのだな。

飛覇帥

司馬徽
よいぞ、よいぞ