
司馬徽 |
セン淵に契丹が大挙して侵攻してきた。その危急の知らせは次々と寇準にもたらされていた・・・。 |
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大変です!契丹が攻めてまいりました!くわしくはこの書状に書いてあります。ご確認を! |

軍使 |

寇準 |
ふふ。安心せい。考えはある。
どうじゃ、お前も酒を飲むか?
がははは! |
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寇準様・・・・
本当に大丈夫なのですか? |

客 |

寇準 |
安心せい。
取り乱したところでどうにもなるまい。
この酒を飲んでいる間ぐらい我が軍は持ちこたえるだろうて。
さあ、飲め! |
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軍使や客の心配をよそに寇準はいつものように酒を飲み、談笑を続けた。 |
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次の日。契丹侵攻の知らせが真宗のもとにもたらされた。 |
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ああ。どうしたものか・・・・
急いで宰相、副宰相を呼べ! |

真宗 |

寇準 |
陛下。お召しでございますか? |
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契丹が攻めてきたのじゃ。どのようにすればよいだろうか? |

真宗 |

王欽若 |
なんと・・・・ |
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丁謂 |
契丹は無類の戦上手・・・・急ぎ、救援を送らねばなりませんな。 |
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寇準 |
陛下・・・・陛下はこの事態を一刻も早く解決したいとお考えですか?それとも、充分に対策を練って解決すべきだとお考えですか? |
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この危急のときに悠長なことは言ってはおれまい。 |

真宗 |

寇準 |
陛下が早い解決をお望みならば五日もあれば充分でしょう。 |
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さすがは寇準!
何か、秘策があるのか? |

真宗 |

寇準 |
陛下自らが全軍を率いて契丹と戦うのです!
親征を行うことで我が軍の士気を高めるのです。
大軍と士気。この二点があれば契丹を圧倒できるでしょう! |
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なっ!親征?!
(わしは戦場などに行きたくはないぞ!) |

真宗 |

王欽若 |
(げげ!寇準め。わしは戦場なんか行きたくないぞ!余計な提案をするな!)
う、ちょっと体調が・・・・。席を外してもよろしいですか? |
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寇準 |
待てぃ!
貴様も一緒に陛下のお供をして北征するのじゃ! |
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