智の館
寇準5


司馬徽
悪友の一言2


登場人物紹介

寇準
剛直の士。
王旦の指名で宰相に就任。その後、丁謂におとしめられて失脚。雷州に流される。

張詠
寇準が唯一頭が上がらない友人。
知恵を働かす素晴らしい人物であった。
各地の地方官を歴任した。




司馬徽
張詠が蜀の知事をしていた時の事、彼のもとに官報が届けられた。

張詠
おお、寇準がついに宰相になったか。
彼こそは真に宰相にふさわしい男じゃ。しかし・・・・
なにか、気がかりでも?
弟子

張詠
しかし、人民が恩恵を受けるほど長くその地位には留まる事はできまい・・・。
そうなのですか?
弟子

張詠
人が千言ついやしても語れぬことを彼は一言でかたずけてしまう。しかも、彼は仕官も昇進も早すぎて学問が追いつかないのじゃ。




司馬徽
張詠は寇準の危うさを感じておったのじゃ。やがて、それは現実のものとなった。
うむ、さすがに友人のことはよく判るらしいな。しかし、これでは寇準の話ではなくて張詠の話のような気がするんじゃが、その点はどうなんじゃ?

飛覇帥

司馬徽
よいぞ、よいぞ
俺の話を聞けって!
飛覇帥