智の館
寇準3


司馬徽
剛直の士


登場人物紹介

寇準
剛直の士。
王旦の指名で宰相に就任。その後、丁謂におとしめられて失脚。雷州に流される。

太宗
宋の二代皇帝。
太祖の弟。兄の遺志を継ぎ中国を統一した。




司馬徽
寇準がまだ、秘書官であった頃の出来事・・・。寇準はある案件を奏上したが太宗の意向に逆らうものだった。
もうよい!
そのような話は聞きとうないわ!

太宗
太宗は立ちあがり、禁中に戻ろうとした。
しかし、寇準は太宗の袖を掴んで引きとめた。

寇準
陛下。奏上は終わっておりませぬ。玉座にお戻りください。
うむむ。
太宗

寇準
是非、ご裁可を・・・・
わかった。好きにするがよい。
太宗

寇準
ありがとうございます。
早速、とりかかります。
寇準は悠然と退出した。
後日、冷静になった太宗はこう述懐した。
わしが寇準を得たのは唐の太宗が魏徴を得たのと同じじゃ。
太宗




司馬徽
寇準の剛直さを示すエピソードじゃ。
最後に出てきた魏徴という人物は太宗に『わが身を正す鏡である』と評された諫言の士じゃ。
唐の太宗は魏徴らの重臣達の意見によく耳を傾け『貞観の治』と呼ばれる後世の手本となる社会を作ったのじゃ。
うむ、『貞観の治』についてはいずれ学びたいのう。『貞観政要』をわしも学ばねばならんな。

飛覇帥

司馬徽
よいぞ、よいぞ