智の館
王旦2


司馬徽
理性的な対応


登場人物紹介

真宗
宋の三代皇帝。
契丹(遼)とセン淵の盟を結び、西夏とも和睦し、宋王朝の安定を磐石のものにした。

王旦
真宗が即位した当時は副宰相を務める。
後に宰相まで上り詰め、寇準を後継者に指名した。
終生、怒ったことが無いらしい。いつも笑顔のナイスガイ(笑)

寇準
剛直の士。
王旦の指名で宰相に就任。その後、丁謂におとしめられて失脚。雷州に流される。




司馬徽
中書省の大臣を王旦が、枢密院の長官を寇準が勤めていた時の事。
寇準様、中書省からの書類なのですが、規定の書式と違っております。どうしましょうか?
部下

寇準
なんだと!
書式に不備があるとは・・・たるんでおる!
陛下に報告するぞ。
寇準はこのことを真宗に報告した。
うむむ。
誰がこの書式を許したのだ?
王旦の検印があるな・・・・。
王旦を呼べ!

真宗

王旦
急な、お召し。
いったい何事でしょうか?
何事ではない!
この書類を見よ。
そなたの部下はたるんでおるぞ!そちもこの書類に目を通していながら気付かないとは!
王旦よ、そちは懲戒処分じゃ!
この書類を作成した者も懲戒処分じゃ!

真宗

王旦
ははっ。
申し訳ございません。
後日のこと・・・・
王旦様。枢密院からの書類に規定の書式と違っているものがあります。どうしましょうか?
部下

王旦
すぐに枢密院に送り返すがよい。
え?よろしいのですか?
先日のこともありますし、仕返ししたほうが良いのでは?

部下

王旦
そんな必要はない。送り返してやりなさい。
その処置を聞いた寇準はさすがにばつの悪い思いをした。

寇準
むう・・・・




司馬徽
役所の対抗意識に振り回されることがない王旦は見事じゃのう。
立派なことじゃ。
低レベルな役所間の争いを避ける王旦は見事じゃのう。

飛覇帥

司馬徽
よいぞ、よいぞ