智の館
王旦1


司馬徽
無茶な要求の返答


登場人物紹介

真宗
宋の三代皇帝。
契丹(遼)とセン淵の盟を結び、西夏とも和睦し、宋王朝の安定を磐石のものにした。

王旦
真宗が即位した当時は副宰相を務める。
後に宰相まで上り詰め、寇準を後継者に指名した。
終生、怒ったことが無いらしい。いつも笑顔のナイスガイ(笑)

趙徳明
西夏の王。
宋に帰順して国内の安定を図り、契丹(遼)に対抗した。




司馬徽
ある年のこと、宋に帰順した西夏の趙徳明が領民が飢餓に苦しんでいるとして、百万石の米を要求してきた。

趙徳明
領内の領民が飢餓に苦しんでおります。
領民を救うために糧米百万石を下賜して頂けないでしょうか?
西夏の趙徳明から糧米百万石を要求する手紙が来ておる。領民が飢餓に苦しんでいると言ってきているが、どのように対応したらいいだろうか?
真宗

重臣
趙徳明は油断のならない男。百万石もの米を出す必要ありませぬ。

重臣
その通りです。帰順したこと自体、謀略かもしれません。
ふむ・・・・
王旦。そちはどう考える?

真宗

王旦
役人に命令して百万石を首都に用意させ、徳明自ら取りに来るように詔を出してみてはいかがでしょうか?
なるほど。
それは良い考えじゃ。早速、使者をだそう。

真宗
趙徳明はその詔を受け取った。

趙徳明
さすが、朝廷には人がいる。
糧米の要求は取り下げよう・・・




司馬徽
趙徳明はこの要求が一蹴されるのはもとより承知だったのじゃ。
宋がどのような対応をとるか、それによって力量を計ったのじゃ。
ふむ。
米を取りに来させることで宋に対する感謝を明確にさせるということじゃな。
どこかの国の弱腰外交とは格が違うのう。

飛覇帥

司馬徽
よいぞ、よいぞ