
司馬徽 |
太祖がまだ、世宗に仕えていた頃のこと。
太祖は酒が欲しくなり、酒を管理している曹彬に酒をタダで貰おうと掛け合った。
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太祖 |
曹彬よ。わしに少々、酒を都合してくれぬか?少しぐらい蔵からなくなっても何の咎めもあるまい。 |
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この酒は官が管理するもの。
さし上げるわけにはまいりません。 |

曹彬 |

太祖 |
どうしてもか?わしは少し酒を飲みたいだけなのじゃ。 |
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そうですか・・・・。
それでは、私が酒を買ってまいりましょう。少々お待ちください。 |

曹彬 |
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曹彬は身銭を切って太祖に酒をたらふく飲ませた・・・ |
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太祖 |
おお、ありがたい。
うーーん。やはり、酒が一番じゃ。
はっはっは |
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これが縁で曹彬は太祖の腹心に加えられた。 |
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後に帝位についた太祖は群臣にこう語ることになった。 |
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太祖 |
世宗に仕えた役人で主君をあざむかなかったのは曹彬ただ一人だ。 |
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