智の館
李4


司馬徽
能力と人格


登場人物紹介

真宗が即位した当時に宰相を務める。
物事に慎重にあたる手腕は見事なものがあった。
先を見抜く目は確かなものがあり、たびたび後日の憂いを言い当てる。

寇準
剛直の士。
王旦の指名で宰相に就任。その後、丁謂におとしめられて失脚。雷州に流される。

丁謂
寇準に引きたてられて副宰相まで昇進したが、寇準にメンツをつぶされて恨む。その出来事をきっかけに寇準を失脚に追い込み、その後宰相に就任した。




司馬徽
寇準は丁謂と仲が良かった。
丁謂の能力を認めて李にしつこいほど推薦したが、一向に取り上げられない。
ある日、寇準は李を捕まえて問い詰めた。
このところ、何度も丁謂を推薦しているのにお取り上げ頂けぬ。
あの能力程度では使い物にならぬと思っていらっしゃるのか?

寇準

いや、彼の場合、能力は確かに認める。しかし、人格を見るととても人の上に立つ人物ではない。
しかし、あれほどの者をいつまでも人の下においておくわけにはまいりますまい。

寇準

ふふふ(にやり)
いつか、後悔してわしが言った言葉を思い出すぞ。
その後、寇準は丁謂におとしめられて失脚し雷州に流された。
ああ、李殿の人を見る目は確かであった。
寇準




司馬徽
能力が高ければ人格も優れていると思われがちじゃが、そんなことはないということじゃ。
能力が高いということで、つい、ひいき目で見てしまうものだな。わしも人物を見極めるときには先入観を持たないようにしたいものじゃ。

飛覇帥

司馬徽
よいぞ、よいぞ