
司馬徽 |
曹イが国境の警備についていた時、買同という名士がやってきた |
|
|
曹イ様。
山東の名士、買同先生がいらしていますが。 |

副官 |
 |
ほう。
買同先生のことなら私も知っている。
国境の現状について視察して頂こうか。 |
|
|
それは良いお考えでございます。
|

副官 |
 |
では、先生と宿舎でしばらく話し合うとしよう。
副官、従兵三千を用意していつでも出発できるようにしてくれ。 |
|
|
承知いたしました。
ただちに手配いたします。 |

副官 |
|
曹イは早速、買同がいる宿舎に向かった。 |
|
 |
買同先生。ようこそいらっしゃいました。 |
|
|
これは、司令官じきじきのお出迎え。恐縮です。 |

買同 |
|
それからしばらく、二人は国境警備について語り合った。 |
|
 |
では、先生。国境の現状について実際にご覧頂けますか? |
|
|
拝見いたしましょう。
ところで、供の兵はどこにいるのですか? |

買同 |
 |
ふふ。
いつでも出られるようになっていますよ。 |
|
|
二人が外に出るとすでに三千の兵士が整然と列を組んで待機していた。
宿舎の中ではそんな物音一つしなかったことに買同は驚いた。 |
|
|
買同は地元に戻った後、こう言って曹イを称えた。 |
|
|
曹イ殿は名将と聞いていたが、まさにその通りだ。 |

買同 |