智の館
趙普2


司馬徽
人事は誰のものか?


登場人物紹介

太祖
宋の建国者。初代皇帝。
酔いつぶれているところを皇帝に祭り上げられる。

趙普
太祖の腹心。
宰相として太祖、太宗の二代に仕える。




司馬徽
太祖の臣下が昇進に値する功績を上げた。しかし、太祖はその臣下を嫌っており昇進の許可を出そうとしなかった・・・。趙普は太祖を諌めるために内謁した。

趙普
陛下。彼は充分すぎるほどの功績を上げましたぞ。昇進をさせなければなりません。
それは、許可できぬな。
嫌いな奴を何故
昇進させなければならんのじゃ。
どうあっても昇進させん!

太祖

趙普
刑は悪を懲らしめるため、賞は功に報いるためのもの。
刑賞は天下のものであって陛下お一人のものではございません!
しかも、喜怒をもって人事を左右するなどもってのほかでございます!
うむむ!
太祖
太祖は怒りをあらわにして立ちあがると内廷に引きこもった。

趙普
陛下・・・・
趙普は内廷の門前で許可が下りるまで動かぬ構え。
わかった、わかった。
奴を昇進させよう。

太祖

趙普
お判りいただけたか・・・




司馬徽
権力を手に入れても、それは天から預かったもの。上に立つものは私情を捨てて人事を扱わねばならないのじゃ。
うむ。
しつこい趙普はイヤじゃが将に正論。
心にとめておこう。

飛覇帥

司馬徽
よいぞ、よいぞ