智の館
呂蒙正4


司馬徽
賄賂は遠まわしに断る


登場人物紹介

呂蒙正
若い時に副宰相へ抜擢される。
後に宰相に就任した。




司馬徽
ある役人がさらに上の地位を狙って宰相である呂蒙正に面談した。

役人
宰相閣下。
これは我が家に伝わる古鏡でございます。
ほう、これは見事なものじゃな。
呂蒙正

役人
それはもう!
これは二百里先を照らせる鏡ですから。
つきましては、これを宰相閣下に・・・・。

呂蒙正

役人
次の人事の時に・・・・その、是非、私を思い出して下され。
ははは。
その鏡は受け取れぬな。

呂蒙正

役人
何故でございますか?
わしの顔の大きさはせいぜい皿の大きさ。二百里も先を照らす鏡など、まったく不要じゃ。
さあ、お引取り願おう。

呂蒙正




司馬徽
こうして、相手の宝を否定して受け取りを拒否して、相手の意図を封じたのじゃ。
うむ。
宰相は公明正大。かくありたいものじゃ

飛覇帥

司馬徽
よいぞ、よいぞ