
司馬徽 |
ある役人がさらに上の地位を狙って宰相である呂蒙正に面談した。 |
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役人 |
宰相閣下。
これは我が家に伝わる古鏡でございます。 |
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ほう、これは見事なものじゃな。 |

呂蒙正 |

役人 |
それはもう!
これは二百里先を照らせる鏡ですから。
つきましては、これを宰相閣下に・・・・。 |
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? |

呂蒙正 |

役人 |
次の人事の時に・・・・その、是非、私を思い出して下され。 |
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ははは。
その鏡は受け取れぬな。 |

呂蒙正 |

役人 |
何故でございますか? |
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わしの顔の大きさはせいぜい皿の大きさ。二百里も先を照らす鏡など、まったく不要じゃ。
さあ、お引取り願おう。 |

呂蒙正 |