
司馬徽 |
宰相になった李ムのもとにはポストを求めてさまざまな人がやってくるようになった。
登用すべき人間が来たときには・・・・ |
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有能な人 |
失礼いたします。
先日、諌官に就任いたしました。
ご挨拶にお邪魔しました。 |
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ふん。
用はそれだけか?今、忙しいのじゃ。
用が済んだら帰ってくれたまえ。 |

李ム |

有能な人 |
は、はい。失礼いたします。
(なんと高慢な男よ・・・・) |
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次に訪れたのは帝に抜擢が内定している人物だった。 |
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内定した人 |
失礼いたします。
大臣の内定を陛下から頂きました。。
ご挨拶にお邪魔しました。 |
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よく、いらしてくれた。
ゆっくりしていきなさい。 |

李ム |

内定した人 |
はい。
(李ム殿は温和な人だな) |
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次に訪れたのはものの役にも立たない人物だった。 |
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愚者 |
失礼いたします。
いつか私にも就けるような役職がありましたらよろしくお願いします。 |
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ふむふむ。君の事を覚えておこう。
ただ、そのようなポストがあるかどうか判らぬ。
ゆっくり待っていてくれたまえ。 |

李ム |

愚者 |
はい!
(李ム様はいい人だ) |
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このような態度に疑問を持った李ムの弟子が聞いた。 |
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弟子 |
なぜ、登用すべき人物に厳しい言葉を浴びせ、役に立たない人物に優しい言葉をお掛けになるのですか? |
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賢人を登用するのは帝の仕事。もし、私が求めに応じればそれは私恩をうったことになる。私が拒否した人物が登用されればその恩は帝に帰すことになるだろう。 |

李ム |

弟子 |
なるほど。 |
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それとは逆に役に立たない人物の場合には、先々の希望が持てない。優しい言葉の一つもかけねば逆恨みでもされかねないではないか。 |

李ム |

弟子 |
なるほど、よくわかりました。 |
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