智の館
李ム1


司馬徽
詩で諌める


登場人物紹介

太宗
宋の二代皇帝。
太祖の弟。兄の遺志を継ぎ中国を統一した。

李ム
太宗時代後半に宰相をつとめた




司馬徽
太宗は家臣達を前に雑談中のこと・・・

太宗
わしは宋の太宗であるが
唐の太宗と比べてどうであろうか?
それはもう、素晴らしいものでございます。
家臣

家臣
さよう、さよう。
唐の太宗など、陛下の足元にも及びませぬ
誰もが争うようにお世辞を並び立てた。
そんな中、李ムは白居易の七徳舞の一節を口ずさんだ。
怨女三千放出宮
死囚四百来帰獄
・・・・・・・     

李ム
この詩を聞いた太宗は立ち上がって李ムに向かって言った。

太宗
はっ!
私は唐の太宗には遠く及ばない。
そなたの言葉はわしをいましめてくれた。
ご賢察、恐れ入ります。
(にこり)

李ム




司馬徽
李ムが言った詩は唐の太宗の治世を称えた詩で、宮中の女性を三千人開放して縁付けさせ、死刑囚四百人を家に一旦帰してやるが期日までに全員が監獄に戻ったという内容じゃ。
詩をもって遠回りに諌めた李ムもさる事ながら、それに気付いた太宗も見事じゃ。わしも部下の言葉に寛容になりたいものじゃ。
飛覇帥

司馬徽
よいぞ、よいぞ