智の館
趙普1


司馬徽
人事での不退転の決意


登場人物紹介

太祖
宋の建国者。初代皇帝。
酔いつぶれているところを皇帝に祭り上げられる。

趙普
太祖の腹心。
宰相として太祖、太宗の二代に仕える。




司馬徽
趙普はある人物をしかるべきポストに就けようと思い、許可を得るために上奏文を読み上げた。

趙普
陛下。彼を登用したいと思うのですが・・・・
それは、許可できぬな。
それほどの人物とは思えぬ。

太祖

趙普
御意・・・・
翌日、趙普は再び同じ上奏文を上奏した。

趙普
陛下。彼を登用したいと思うのですが・・・・
そなたもしつこいのう。
それは、許可できぬ。

太祖

趙普
御意・・・・
翌日、趙普は再び同じ上奏文を上奏した。

趙普
陛下。彼を登用したいと思うのですが・・・・
えーい!しつこいぞ、趙普!
こんな上奏文は受け取れぬ!

(太祖は上奏文を引き裂いて床に投げつけた)

太祖

趙普
御意・・・・
(趙普は床に投げつけられた上奏文を拾い集めて退室した)
翌日、趙普は引き裂かれた上奏文をきれいに張り合わせて再び上奏した。

趙普
陛下。彼を登用したいと思うのですが・・・・
うーむ。そこまで言うのなら許可しよう。
太祖

趙普
ありがとうございます。




司馬徽
この件の人物は充分に役目を果たして趙普の人物鑑定眼の確かさを証明したそうじゃ。
しかし、しつこすぎるのう。わしはこんなのイヤじゃ。
飛覇帥

司馬徽
自信があるときは一歩も引かず押していくことも必要ではないかな?
そして、太祖のようにしつこい趙普の意見を受け入れる寛容さも学ぶべき点があるのではないか?
うむ・・・。参考にさせてもらおう。
飛覇帥

司馬徽
よいぞ、よいぞ