
司馬徽 |
太宗はある時、家臣に対して非常に怒り、朝廷に命じて斬罪にさせた。高宗はあわてて太宗を諌めた。 |
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父上!
今回の斬罪について、お話があります。 |

高宗 |
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太宗はあからさまに嫌な顔をした。 |
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太宗 |
なんじゃ。 |
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あのようなことでお怒りになられるとは、父上らしくありません。 |

高宗 |
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高宗は太宗が嫌な顔をしてもかまわずに諌め続けた。
その諌めの言葉を聞いて、太宗は怒りの心を解いた。
それを見ていた長孫無忌は太宗に言った。 |
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古来から太子がお諌めするのは、陛下が暇な時をうかがい、ゆったりと落ち着いて申し上げるのが常であります。
ところが今、陛下は天子の御威光をもってお怒りを発せられ、太子は陛下のご機嫌をかまわずに諌言を申し上げました。これは古今に例がないことであります。 |

長孫無忌 |

太宗 |
人は長い間、一緒にいれば習い染まるものだ。
私は皇帝として天下を治め、私心を持たず正直を旨としてきた。そこに魏徴がいて朝に夕に私を諌めた。
魏徴が死んでからは劉キ・岑文本・馬周・チョ遂良たちが後を継いで諌めてくれた。
皇太子は幼い時から私の膝の前に居て、私が諌める者を喜ぶのを見ていたから、染まってそういう性格になったのだろう。
それゆえ、今日の諌めがあったのだ。 |
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