
司馬徽 |
玄武門の変の後、王珪はその責任を問われて流罪になった。
しかし、その後に許されて、魏徴と共に諫議大夫に任じられた。その後、王珪は太宗を手紙によって強く諌めた。 |
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太宗 |
そなたの指摘は本当に的を得ている。
昔から君主は国家が永久に安泰になることを願っている。しかし、それを得られないのは自分の過失を聞かないか、あるいは聞いても改めることが出来ないからである。
今、私に過失があればそなたが直言し、私もそれを聞いて過失を改めれば国家は安泰であろう。 |
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恐れ入ります。 |

王珪 |
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貞観二年。朝廷で酒宴が行われた。 |
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太宗 |
王珪よ。
そなたは人物の善悪を見分ける能力が極めて優れており、また弁論にも優れている。ここにいる房玄齢たちの人物を自分と比べて批評してみてくれぬか? |
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ははっ。
絶えず陛下を諌めることに心を置き、陛下が過去の聖王に及ばないことを自分の恥だと思っている点では、私は魏徴には及びませぬ。 |

王珪 |

魏徴 |
ふむ。 |
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怠らずに国のために尽くし、善いと知ったら直ちに実行する、そんな実行力があるという点では、私は房玄齢には及びませぬ。 |

王珪 |

房玄齢 |
ふむ。 |
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文武の才能を兼備し、出征しては大将となり、朝廷に入っては宰相となるという点では、私は李靖には及びませぬ。 |

王珪 |

李靖 |
ふっ。 |
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政治について申し上げる事が詳しく明らかであり、陛下の命令を下へ徹底させ、臣下の言を陛下へお伝えするという誠実さという点では、私は温彦博には及びません。 |

王珪 |

温彦博 |
ふむ。 |
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非常に忙しい事務を処理し、多くの仕事がすべてうまく行くという点では、私は戴冑に及びません。 |

王珪 |

戴冑 |
恐れ入ります。 |
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しかし、世の害悪を除き、善を挙げ、悪を憎み善を好むという点については私は他の方々より一日の長があります。 |

王珪 |

太宗 |
ふむ。王珪よ。見事じゃ。 |
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