
司馬徽 |
房玄齢は斉州の出身で、幼い頃から俊敏にして博学能文であった。始めは隋に仕え、隰城の尉となったが、ある罪に問われ解任された。
太宗が渭北地方を攻略したときのこと。 |
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秦王。房玄齢と申す者がぜひお会いしたいと申しております。なにやら馬のムチを持って奇怪な人物ですが、いかがいたしましょうか? |

兵士 |

太宗 |
ほう。面白いな。会ってみよう。 |
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房玄齢でございます。 |

房玄齢 |
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二人は一度会っただけで意気投合し、昔からの友人のように親密になった。
房玄齢は知己の主に巡り会った事を喜び、死力を尽くして太宗に仕えた。 |
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この時、敵が平定されるごとに多くの人たちは先を争って敵の城中にある財宝を狙った。 |
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兵士 |
ぐへへ、金銀財宝ざっくざっく。
財宝はわしのものじゃ。先を越されてなるものか! |
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しかし、房玄齢は違っていた。 |
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秦王。今回の敵にひとかどの人物を見出しました。
武勇に優れた者、智謀に優れた者。皆、秦王のために働きたいと申しております。 |

房玄齢 |

太宗 |
うむ。さすがは房玄齢。君の働きに私も報いよう。行臺考功郎中に任じよう。 |
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ははっ。ありがとうございます。 |

房玄齢 |