
司馬徽 |
太宗は拓跋の使者に尋ねた。 |
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太宗 |
拓跋の兵力はどれくらいあるのじゃ? |
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現在は四千人ですが、以前は四万人おりました。 |

使者 |
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太宗は左右の侍臣たちに言った。 |
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太宗 |
私が聞いたところによると、西域の異民族は珠玉を愛し、美しい宝石を手に入れると自分の身を裂いて隠すそうだ。 |
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財をむさぼって自らを害するとは、誠に笑うべき行動ですな。 |

侍臣 |

太宗 |
ただ、胡人を笑ってばかりはいられないぞ。今、官吏たちが財貨をむさぼって生命の危険に心を配らず、その身の死後に子孫が処罰されている。これは宝石を愛して自分の身を裂いてしまった西域の胡人と違いがないではないか。 |
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なるほど。 |

侍臣 |

太宗 |
帝王とて同じことだな。心のままわがままに振る舞い、快楽を好んで際限がなく、多くの政務をめちゃくちゃにし、夜通しの楽しみにふけって立ち返ることを忘れている。
帝王の行為がこのようなものであれば、どうして滅亡しないことがあるだろうか。
隋の煬帝は贅沢の限りを尽くし、自分を賢者だと思って他人の意見を聞かず、その身はつまらぬ男に殺された。誠に笑うべきである。 |
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私はこういう話を聞いたことがあります。
昔、魯の哀公が孔子に語りました。『世間には物忘れのひどい人もいるもので、引っ越しをした時、こともあろうに自分の妻を置き忘れてしまった者がいる』と。それに対して孔子は『物忘れということでしたら、もっとひどい者がおります。昔の桀紂の行いは自分の妻どころか己自身を忘れてしまったのですから』と。 |

魏徴 |

太宗 |
うむ。
私はそなたたちと人の行いを笑うことを知った。
今からはお互いに正し、助け合って、人から笑われないようにしたいものだ。 |
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