
太宗 |
病気は治ったと思ったときこそ、ますます大事に養生しなければならない。もし、治り際に思うがままにふるまえば命を落とすことになるだろう。
国家もこれと同じだ。天下が少しばかり落ち着いてきた時こそ気をつけなければならない。もし、軽はずみにわがままな振る舞いをすれば必ず滅亡にいたるだろう。私はいくら、立派だと賛美されても、まだまだ立派だとは考えていない。
しかし、自分の耳や目や手足としての役割はすべてそなたたちを頼りにしている。だから、私とそなたたちは一つの身体と同様である。どうか、力を合わせ心を一つにして欲しい。
もし、私の行動でこれは危ないと思うことがあったら隠さずに諌言して欲しい。
君主と臣下がお互いに疑いあい充分に心のうちを打ち明けることができなければそれが国家を治める上で大きな害になるのだから。 |
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