2008年 5月のことば 直枉会発行の直枉カレンダーの月々の法語を私なりに味あわせていただくページです
し んらんさま おうまれくださって ありがとうございます
今をさかのぼること835年、承安三(西暦1173)年4月1日(現代の太陽暦に直して5月21日)に浄土真宗の開祖親鸞聖人が ご誕生されました。養和元(西暦1181)年の春、親鸞聖人九歳のとき得度をされ、「明日ありと思う心のあだ桜、夜半に嵐の吹かぬものかは」という歌を詠 まれたと伝えられています。九歳から二十九歳までの二十年間を比叡山で修業をされましたが迷いの闇ははれず、悟りの道は開けずに京都吉水の法然上人のもと へとまいられ、そこでお念仏の教えに出あわれたのであります。それから生涯をかけてお念仏の教えを広められたのであります。そして今日私たちがお念仏の教 えを聴かせていただくことが出来るのであります。よくぞお生まれ下さいました。おかげでどんなに時代が移り変わろうとも、どんなに世の中の物の見方、考え 方が変わろうとも変わることの無い真実信心を今聴くことができ、見えないものが見えてくるようにさせていただけるのであります。 長野で北京オリンピック の聖火リレーの行われた先月26日に、私は札幌の大通りを平和行進してきました。『念仏者九条の会・北海道』という団体の総会と研修会が行われビルマ (ミャンマー)政治難民の講師から私たちの知らない、知らされることの無いビルマの現状を聴かせていただきました。世界には日本のテレビや新聞では報道さ れない、国家による弾圧がまだまだ存在しているのであります。ビルマ(ミャンマー)、中国、北朝鮮、スーダンなど、日本にいてはなかなか知ることの出来な い弾圧の現状であります。中国のチベット問題は全然見えてきませんし聞こえてもきません。報道は全て正しいことを言っているなんて事はありません。報道機 関のそれぞれの立場でひとつのことを伝えたても、全く逆の報道をすることもありえます。たとえば「後期高齢者医療制度」について「聖教新聞」と「赤旗」が 伝える論調は絶対に真っ向から対立した表現になるのではないでしょうか。ひとつの情報だけで物事を見ていくことの危険性、不確かさを改めて感じます。時代 や社会情勢に左右されない末通って変わらないものを、私の心の軸にしなければ世の中の現実を正しく見ることなど出来ません。国家の弾圧、奪われた自由、そ して未だに終わらない戦争や紛争それが今の世界の現実ですが、いったいどのくらいの日本人がそのことを意識しているだろうか。対岸の火事なんだろうか? 《すべてのものは暴力におびえ すべての者は死をおそれる 己が身にひきくらべて殺してはならぬ殺さしめてはならぬ(法句経より)》 なんまんだぶ![]()