2007年 7月のことば
直枉会発行の直枉カレンダーの月々の法語を私なりに味あわせていただくページです
先日、夏至の日に「百万人のキャンドルナイト」というイベントに参加した。特に細かい決め事もなく、夏至の日の午後八時から十時ま
での二時間の間電気を消してロウソクの火だけで過ごすというイベントです。簡単なことなので参加してみることにしました。事前にご法事の際に使った残りの
ローソクをためておいたもので手作りローソクを作りました。ローソクをボールに入れ湯煎して溶かし、そこにクレヨンを削って入れ色をつけ、紙コップの中心
に芯が来るようにロウを流し入れて冷まして作ったものを食卓の上に並べてキャンドルナイトを過ごしました。そこで発見した事に、電気が無ければ今日の生活
は成り立っていかないということ、見渡せば電気を使っているものばかりだということ、家の中の電気を消すと明るい方から光は差してきます。その結果夜なの
に外が明るいことに気がつきました。家の中が暗ければ外の明るさで家の中が明るくなるということです。夜は暗いと思い込んでいましたが、昼間の太陽の光か
ら見ると暗いだけで、明かりはあちこちにいっぱいありました。ローソクの明かりの中で時間を過ごしていると生活のリズムも変っていました。たまに日常と違
う環境に身を置くことも大切なことだなと再確認をした次第です。午後十時を過ぎて電気を点灯したらなんとまぶしかったことか。
さて、子供たちが小学一年生になった時、学校で朝顔の栽培をしていた事を思い出した。夏休み前に学校から持って帰ってきて休み中は自宅で栽培をしていた
ように思います。花を咲かせることの勉強であり、花だって種からいきなりきれいな花を咲かせるわけではなく、花を咲かせるまでには昼と夜を繰り返しなが
ら、晴れや雨を繰り返しながら、様々なご縁とご縁が重なり合う中で花を咲かせていたのであります。いま目の前に見えていることの裏には、見えないもの見え
てこないもの、表に現れてこないものがたくさんあるんだということを、朝露を輝かせて咲く朝顔に思わさせて頂く勉強をしていたのでありましょう。見えてい
ないものを観ることが出来るようになるおはたらき、ありのままを見せてくださる仏様の世界でありましょう。私の都合で観る世界ではない世界に出遇っていた
いですね。 なんまんだぶ