2006年 8月のことば 直枉会発行の直枉カレンダーの月々の法語を私なりに味あわせていただくページです
戦 争は 正しい者同志が争う 最低 最悪の業である
赤ちゃん同士がオモチャの取り合いをして、勝ち取った方は満足げに、うれしそうに、楽しく遊びますが、オモチャをとれなかった方 は、悔しくて、悲しくて、泣き叫ばずにはおれないのであります。大人になると何でもかんでも所有したいという欲がだんだん巧妙になってきます。赤ちゃんの ように欲しい気持ちを前面に出して欲しがったりはしませんが、手に入れるためにしたたかに進めるのではないでしょうか、隣のお宅と土地の境界でもめごとに なったとします。自分の土地が少なくなることは許されない、かといってお隣の土地に食い込もうというのでないのですが、食い込まれることは許されないので あります。「ここは私の土地だ!いかなる侵入も邪魔も許さない!」法的に私の所有地として認められているのだから、私の土地を、所有権を主張して何が悪い という正論を主張するのであります。私は正しい事をしているのであり間違っているのはあなたですから改めてください。自分の主張を取り下げてください。と いう事になるのでありましょう。しかし、引き下がりますか?引き下がられないですね。自分が今主張しなければ自分の所有地まで食い込まれる事になりかねな い。だから、少々オーバーでも強く打って出なければ負けてしまうのであります。
こうして自分の毎日の生活の中を振り返ってみるだけでも、正しい(自分は正しいと思っている)者同志の争いはいくらでもありますね。誤解されたら困るので はっきりと言っておきますが、お寺の境界でもめているんじゃありませんのでご心配されませんように。
以下はつくり話です。あるところに純ちゃんという男の子と金ちゃんという男の子がいました。純ちゃんはむかし金ちゃんをいじめていた頃がありました。純 ちゃんはもうむかしのことはもうすんだ事だから勘弁してねと謝ったつもりでいました。しかし、いじめられた方はいつまでも忘れる事が出来ませんでした。い じめられた子の心を癒す事はそう簡単な事ではないのでありましょう。金ちゃんはオモチャの鉄砲や刀が大好きでした。ある日金ちゃんは自分のもっているエア ガンを撃ちたくて撃ちたくてどうしようもなくなりました。純ちゃんや友だちが危ないから撃つんじゃないと止めるのも聴かずに金ちゃんはエアガンを試し撃ち しちゃいました。あれだけダメだダメだと止めたのに勝手な事をして、「もうお前なんかと遊んでやんないし、口もきかないからな」と仲間はずれにしてしまい ました。ここに出て来た純ちゃんも金ちゃんも自分は正しくて間違ってなんかいないのであります。自分は正しいんだ!間違っていないんだ!正義なんだ!誰が なんと言おうと正しいのであります。そういった正義という旗を振りかざして世界中の国にもめごとを起こしにいっている国もあります。それの太鼓持ちをして いる国もあります。仏教国なら煩悩具足の凡夫(愚か者の私です)からはじめてみなさいよ!純ちゃん!あっ、もうすぐ晋ちゃん?!なんまんだぶ![]()