2006年  7月のことば
直枉会発行の直枉カレンダーの月々の法語を私なりに味あわせていただくページです 

力 (りき)むだけ が力(ちから)ではない 力(りき)みを抜くのも力(ち から)です

 七月になると夏の高校野球の地方予選が全国各地で始まる。私の通っていた高校も男女共学で野球部があったので地方予選に出ていた。 甲子園にはまだ行ったことはなかったが、一度だけ県予選の決勝戦で惜しくも敗れて甲子園行きをのがしたことがある。その時のメンバーのひとりに私の兄がい た。その年の夏は家族親戚みんな応援に燃えた。それまで毎年のように夏休みには孫や子どもをつれて祖父母が旅行につれて行ってくれるのが恒例になっていた が、その年は祖父母にとって初孫である私の兄がもしかしたら、甲子園まで行くかもしれないそうしたならば、みんなでたいきょして阪神甲子園球場に何日も泊 まり込みで応援に行かなければならない。今考えるとその時の祖父母はうれしい悲鳴を上げなければならないと腹をくくっていたのだろうな。その祖父母も今は すでにお浄土に参っている。ふと懐かしい夏休みの出来事を思い出した。きっとあと一勝で甲子園だと力んだのでしょう。力むなと言われてリラックスできるの なら今月の法語は必要ないことでありましょう。力を入れることだけが力ということではないということですね。自分をコントロールするというはたらきを力と いうのでありましょう。『ナスがママなら、キュウリはパパだ』という名言がありました。そんな言葉聞いたこともないとおっしゃる方も多いかと思いますが、 じつはこのことばはテレビっ子の私ならでは、テレビ番組『天才バカボン』のバカボンパパの言葉なのですが、私はこの言葉が実にお気に入りの言葉なのであり ます。お父さんがキュウリだから好きだというのでありません。なすがままの言葉が好きなのであります。この原稿はじつは六月の中旬に書いている。月末に中 国に行くために早めに書いているのであります。きのうサッカーのワールド杯の初戦オーストラリア戦がありました。ご承知の通り最後の最後に見事なまでに逆 転されて日本は負けてしまいました。気負いや力みがあったのでしょうか。世界のレベルで戦う選手ですら緊張や気負いや力みがあるんですね。人間ということ なのでしょう。ありのままに、なすがままに、力むことなく、それができないんだなぁ、にんげんだもの(相田みつをさん調になってしまいました)ありのま ま、そのまんま、無条件に受け入れてくださるのはほとけさま、出来ないからいつまでもにんげんやっています。      なんまんだぶ

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