2006年 4月のことば 直枉会発行の直枉カレンダーの月々の法語を私なりに味あわせていただくページです
食 わねば死ぬ緊急の課題だ 食っても死ぬ永遠の問題
指をパチンパチン鳴らすといえばひと昔前まではポール牧だった。去年あたりは、腕にホワイトバンドをつけて、芸能人やスポーツ選手 が三秒ごとに指をならすコマーシャルが流れていた。三秒にひとりのわりあいで子供が貧しさにより命を亡くしている現実を何とか変えていこうという取り組み の『ほっとけない世界のまずしさキャンペーン』ではないだろうか。生きていくだけの食べ物すら食べることが出来ない人々が世界にはまだまだたくさんいるの であります。三秒でひとり、1分で20人、1時間で1200人、1日で28,800人、1ヶ月で864,000人、1年で10,368,000人でありま す。WFP(国連世界食糧計画)が子供たちに世界の貧しさの現実とそれの解決に向けた取り組みをいかにすすめればいいかを考えさせるゲーム『FOOD FORCE 』をインターネット上から無料でダウンロード出来るようにしている。気候や、民族間紛争、宗教的対立、政治的敵対などなど人間の身勝手さ、醜さ、愚かさか らなる貧困により生命が危険にさらされている今の世界の現実を私たちは見失っています。「食わねば死 緊急の課題だ」その りです。 食べ物があふれている国があり、年間に東京ドーム二十杯分の食べ残しを生み出している国にいて出来ることは何だろうか。物理的に食べ物があまっているとこ ろから足りないところに的確に運ばれるシステムをみんなの努力で一刻も早く実現しなければならないことは言うまでもありません。知ろうとしないと見えてこ ない、聞こえてこない世界の現実。そして身近なこと以外は関心を示さないわたしです。そのわたしは幸せです。ほかのことはよくわかりません。こんな感じだ ろう今どきの日本人を表現すれば…
ラクダの背中のこぶは脂肪なのだそうです。砂漠を移動するときに何日も飲まず食わずでも背中の脂肪で栄養補給をして生き延びるのだそうです。しかし、や がては老いてかならず死ななければならないのであります。死ななかった生き物は今までにひとつたりとも存在したことがないのであります。「そうだよ、当た り前じゃないか」と思っても、私は例外であると信じて疑わないのがこの私であります。もしかすると、こんな私の現実は、日々生き延びることに精一杯で、食 べ続けても死ななければならないという現実すら見つめる余裕がないのだろうか。このままで良いわけがない、生きるために食べることの不安を取りのぞき、生 きている事すなわち死んでいくことの問題に向き合わなければ間に合わない。このままではいくら食べても死を超えられない。なんまんだぶ![]()