2006年  3月のことば
直枉会発行の直枉カレンダーの月々の法語を私なりに味あわせていただくページです 

相 談相手には一緒に悩んでくれる人がほしい

 三月は別れの季節です。卒業、転勤などいろいろな れがありますが、 れて行く先には新しい出会いも待ってい るものであります。こうして出会いと れを繰り返しながら多くの方々に出会いたすけられながら生かさせてもらっているのですね。さて人生におけ る大きな出会いというと、結婚はその中のひとつにあげられるのではないでしょうか。何十億という人がいる中からたったひとりの人をえらび、ともに生きてい こうとするのでありますから、すごい決断であります。そんな重大決心のもとえらんだパートナーを近ごろでは改めてよく考えた結 、パートナー契 約を解消しましょうという『熟年離婚』がだんだん増えているそうであります。

 子育てを終え、パートナーが仕事をリタイアし、人生の節目をむかえたときにそれからの人生を考えると、離婚してもう一度違う人生設計をしたいという意味 で離婚を決意する方増えてきているそうであります。多くは女性の側から離婚を切り出されるようで、離婚理由の多くはパートナーとの会話の少なさや、子育て などの相談が出来なかった事とか、困った問題に出くわしたときに、そばにいて悩みを聞いてくれなかった、相談にのってくれなかった、一緒に悩んでくれな かったというものであります。悩みの共有をしてくれなかった。同じ人生を歩んでいる一体感がなかったのでありましょう。人はひとりではさみしくて、生きて いくのもつらいものであります。公共広告機構のコマーシャルで『命は大切だ。命を大切に。 そんなこと、 何千何万回言われるより、「あなたが大切だ」誰かがそう言ってくれたら、それだけで生きていける。』その通りであります。そばに寄り添い、私の悩みを我が ごととして悩んでくれる。ともに人生を歩んでくれる。そんなパートナーとの出会いであったならば、熟年離婚などあり得ないでありましょう。
 もうすぐ「二〇〇七年問題」がやってきます。団塊の世代が退職の時期をむかえて、いよいよ熟年離婚の危機がさけばれる時代になるのでありましょう。孤独 を感じている現代の若者たちに訴えるためのあの公共広告機構のコマーシャルも、もしかしたらそんなお父さんたちに向けてのメッセージもどこかに隠されてい るのかも・・・
 悩みを抱えその悩みでまわりが見えなくなっている私の側に寄り添い、悩みを共有しささえてくださっているパートナーは、良きつれあいだけではなく、悩み の本質を見せてくださっていた仏さま、阿弥陀さまのことでありましょう。     なんまんだぶ

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