2006年  2月のことば
直枉会発行の直枉カレンダーの月々の法語を私なりに味あわせていただくページです 

ひ とを理解するには知識より  好意を持つことが先である

 『個人情報保護法』が施行されていろんなところで戸惑いを感じることがあります。子供のクラスの連絡網が連絡網といいながら全員の 電話番号が掲載されるのではなく、私が連絡をする必要の有るお宅の電話番号のみが書き込まれているのであります。必要最低限の情報だけなのであります。個 人情報が護られるという観点からするといいことなのでしょうけれど、なんともかんとも連絡の網ではなく点に近い線なのであります。不便だなぁと感じるのは 私だけでしょうか。役所の書類などでも手間がかかるようになった、 面倒になったという話をよく耳にします。その反面『住基ネット(住民基本台 帳ネットワークシステム)』なるシステムを立ち上げて一人ひとりに番号をつけて個人情報を管理することをはじめたりもしています。個人の情報は、むやみや たらと流出してはいけないが、国や地方自治体という公の機関はすべての国民の情報を把握、管理しなければならないということなのだろうか。どこで調べてく るのか、子供の家庭学習の教材案内を送ってきたりとか、家庭教師はいかがですか?という電話がかかってきたりとか、どこかで情報が流出しているのだろう か。中学入学前になると学生服の案内がいろんなところから送られてきました。これらは完全にうちの住所・家族構成・年齢・電話番号は流出しているというこ とです。これで個人情報保護法が施行されているとよく言えるものだと思うのは私だけでしょうか、それともそれほど個人情報が漏洩しているから遅ればせなが ら法律をつくったということなのだろうか。日本という国の中に住む者の基本的な情報は公がきちんと把握していなければならない、知識として得ていなければ ならないのはどうしてなんだろうか。昨年イギリスのロンドンで爆弾テロが起こった時に街の中の監視システムが話題になりました。情報や個人に関わる知識の みで管理、理解把握しようとする現代の傾向でいいのだろうか。 生れてくる子供を愛おしく待ち望んでいる母親がこの子はどんな子供だろう。体重は何グラム だろう。身長は何センチだろう。どんな顔をしているだろう。体重が軽い場合はあーしてこーして、容姿は大人になって美容整形すればいいというようなことは 考えないでしょう。まずまだ見たことのない我が子が愛おしいのであります。無条件に愛おしいのであります。そんなに愛おしく思われ育てられたのに大人にな るといろんな情報から理解を深めるようになってしまった私もまずは、あなたが好きですよから、人に出遇えるようになりたいものです。  なんまんだぶ

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