2005年 12月のことば 直枉会発行の直枉カレンダーの月々の法語を私なりに味あわせていただくページです
モ ウガンバラナクテモイイヨ ガンバッテキタノダモノ
「ニッポン!ニッポン!」来年はサッカーのワールドカップがドイツで開催されます。出来ることならドイツまで行って観てみたいもので あります。その前に来年は冬期オリンピックがイタリアのトリノで開催もされます。スキーにスケート、日本の選手はメダルが獲れるのだろうか。トリノという 街はサッカーではセリエΑ(イタリアのプロリーグ)のユベントスのホームなのだそうです。サッカーのテストマッチ(国際試合)をテレビなどで観戦している と、スタンドに集った人がみんなで「君が代」を唄って日本のためにひとつにまとまって戦おうと言わんばかりの雰囲気に違和感を感じているのは私だけだろう か。最近の野球やサッカーなどの試合前のセレモニーを見ていると特にそう思う。さて話を元に戻してかくいう私もスポーツを観戦するときは、自分の応援して いるチームに頑張ってほしく、なんとか勝ってほしいものだ。そのためには、声援もするし、厳しい言葉をかけたりもしてしまう。勝つためになんとか頑張って ほしいのであります。「ガンバレ!ガンバレ!もっとガンバレ!」頑張れば必ず頑張ったことが報われるはずだからであります。しかし、私たちが人生の中で本 当に頑張らなければならないことは何なのでしょうか。私の人生をよくよく考えてみると、頑張っても頑張り通せないことにばかり目を向けているように思えて なりません。小児ガンを専門にされているお医者さんのお話で、もうすでに治療はしつくして、死をむかえるしかない状況の子どもに、『ガンバレ!ガンバレ! 必ず治るからがんばるんだよ!』とはげまして続けていた親が、いよいよ我が子が最期をむかえるときに『もういいよ、もういいよ、よくがんばったね』と言っ ていたという話をされていました。死ぬことしか出来ない状況の者に対して生きろというのは生きてる者に死ねという事よりつらい事でありましょう。『ガンバ レ』は時にはこれほどひどい言葉にもなりうるのであります。避けがたい死の苦しみをいかに受け入れていくのか、そしてその苦しみを解決し超えていくのか。 それが人生の課題であり、それが四苦八苦の私の人生の歩みそのものなのです。 なんまんだぶ![]()