2004年 8月のことば
直枉会発行の直枉カレンダーの月々の法語を私なりに味あわせていただくページです
いまイラクの国内情勢はどのようになっているのだろうか。最近さっぱりニュースが聞こえてこなくなったなと感じているのはわたしだけだろうか。「自爆
テロが起こりました」「何人市民が犠牲になりました」というニュースは流れてくるけれども、自衛隊はいまどんな活動をしているのだろうか。何人派遣されて
いるのだろうか。どこの国から何人の兵士が派遣されているのだろうか。知りたいことはいっぱいあるのに聞こえてこない、見えてこないというのはどうしてな
のだろうか。どうもそこにはいろいろな力がはたらいて物事がゆがめられているように思えてならない。なんらかの力がはたらけばそこにはその力の影響したと
ころが現れる。その影響はやがてひずみになる。今のイラクの情勢もそうであろう。永年のフセイン政権の押さえつけによるひずみと、アメリカという巨大国の
押しつけによるひずみが、フセインの支持者とそれまで締めつけられて来た人とがアメリカの進入によって開放され力をもつようになり、おたがいがおたがいの
言い分を主張し合いテロ事件が後をたたない現状なのではないでしょうか。人はみな自分の思っていること、考えていること、行動することが正しいと思ってい
ます。するとみんながそれぞれに正しいと思い、ちがう意見の人は自分と意見があわない人だ。やがてはあの人の意見は認められない間違っている。ということ
になり行き着くところは、『我は是、彼は否』なのでありましょう。こうして否は許されることではなくなりすべてが是になるようにしようとするのでありま
しょう。人と人のレベルでこれをすればケンカでありましょう。グループとグループで行えば抗争でありましょう。国と国で行えば戦争でありましょう。星と星
で行えばスターウォーズでありましょう。かっこいいSF映画の『スターウォーズ』も星と星との戦争映画なのであります。規模の大小はあってもすべて戦争に
変わりないのであります。私が正しくてあなたは間違っているという心をはなれられない私から始めまっていることなのであります。
自分の意見ばかりを主張し他を受け入れようとしないすべてはここから始まっているのであります。ほかの人の意見を聞こうとしない、聞こえてきにくい状態
であるならば少しでも聞こえる状況をつくりましょう。お経に聴いていきましょう。お経はお釈迦様のご遺言なのですから・・・ なんま
んだぶ