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話を元に戻して『ふるさと銀河線』は松本零士さんの漫画『銀河鉄道999』の絵が車体に描かれているのだそうです。『銀河鉄道999』は主人公の少年が永遠の命を求めて銀河を旅する物語だが、主人公の鉄郎と一緒に旅をするメーテルがこれまた美人で子供心に憧れたものだ。「こんな美人と旅が出来て、なおかつ永遠の命を手に入れようだなどと鉄郎はなんてぜいたくで幸せなやつなんだ」とおもったものだった。
人が【幸せ】を語るときこれが叶えば幸せだというものの代表格に、《健康》、《長生き》そして《お金》があるのではないだろうか。お参りに伺ったときなどに「いやぁ、お寺さん健康が一番だね。元気じゃなきゃ旅行にも行けないし、何も出来やしない」とか、「せっかくこれまで一生懸命働いてきたんだから長生きしていっぱい遊ばなきゃね」「長生きしても長患いはしたくないねぇ」と言われるのだ。そしてほとんどの方が最後にかならず『ねぇ、お寺さん』と同意を求めようとされるのである。しかし、私はいじわるなもので『うん、そうだよねぇ』とは決して言わないのであります。私たちは健康で長生き出来てお金がたくさんあれば満足できるでしょうか。充実した人生を送り最期をむかえることが出来るでしょうか。そんなことはありません。願いがひとつかなえば次の願いが生まれてきます。それがかなうとまた新たな願いが生まれてきてしまうのです。終わることなく次から次へととどまることを知らないのであります。ここで願っている【幸せ】は欲望でしかありません。それを追い求めてかなわないことに不平不満を抱くのであります。しかし、追い求めて追い求めて不満足駅にでも着けばまだいいのかもしれません。人生の最期まで終点の無い欲望の銀河鉄道をひた走りさまよい続けているのはもっとつらいことでありましょう。そうだ鉄郎は永遠の命を手に入れることができるところまで行ったのにそれを拒否したんだった。きっと満足駅に着くことができたんだろうなぁ、お浄土という・・・ なんまんだぶ