2003年
5月のことば
直枉会発行の直枉カレンダーの月々の法語を私なりに味あわせていただくページです
赤ちゃんが生まれて百日たつと神社へ参りされる方が多いのではないでしょうか。ご存知でしたか?お寺にも赤ちゃんが生まれてはじめて自分のお手継ぎの寺にお参りをし阿弥陀様にご挨拶をする法要(初参式といいます)があります。本光寺では毎年六月の十八〜二十日に勤まる永代経法要の初日に初参式をお勤めしています。しかし、近年初参式の受式者がいらっしゃらないために勤めていたこともご存じ無い方もあろうかと思います。いくら人口が減っている室蘭とはいえ必ず毎年なんにんかはご門徒さんの中にその年に生まれた子供さんやお孫さんはいらっしゃるんじゃないかと思いはしますが・・・(法要のご案内がたりないものと反省いたします)その初参式にお参りにみえる方々は赤ちゃんと、おかあさんと、おとうさんと、おじいちゃんおばあちゃんというように家族みんなでお参りをされてお寺の阿弥陀様に新しいいのちの誕生の感謝とお礼のご報告をされます。では、人が親になる条件はなんでしょうか。母親とはいつから母親とよばれるのでしょうか。そうです子供がいれば母親になるのでありましょう。はじめての子供を授かったときに親も生まれてくる赤ちゃんもピカピカの一年生になるのであります。親も子供も一年生からはじまるのであります。では、二人目三人目となってくると親子同い年ではないのでしょうか。いま生まれてきたその子にとっての母親は、いま同じ瞬間にはじまったのであります。生まれた子にとってみれば生まれたと同時に自分にとっての母親がはじまって親子のスタートを同時に切った同い年なのであります。誰もかわれない親子、母親なのであります。その子にとっては自分に対する新前ママなのであります。 ところで、子供の力は偉大です。私がどんなにしつこくお寺参りにさっそってもお参りしなかった方をいとも簡単に大人四、五人はお寺にお参りさせてしまう力があるんです。くれぐれもあなたのことではありませんとお断りしておきます。 なんまんだぶ