2002年12月のことば
直枉会発行の直枉カレンダーの月々の法語を私なりに味あわせていただくページです
『ごめん、ごめん』『わるい、わるい』など親しい仲ではよく使う言葉ではないでしょうか。日ごろ何気なく使っている言葉でりましょう。たとえば時間を決めて待ち合わせをしていたのに、約束の時間に遅れてしまった時などには必ず第一声は、『ごめん、ごめん、急にお客さんがきてどうしても時間通りに出てこれなかったんだ。』こんなときたいがいは、自分の支度が遅くて結果的に遅刻をして相手に迷惑をかけてしまっていることの方が多いのではないでしょうか。これは私の場合であって必ずしもみなさんのことではないことは強く弁明しておきたいと思います。が、中には私の気持ちがよ〜くわかるといわれる方も数の中にはあるのではないでしょうか。遅刻をして言い訳をして自分はなんら非難を受けることの無い理由で遅刻をしてしまったのだ。だから私は、遅刻したことはわるいけれども、ひとから非難を受けるほどの罪は犯していないんだ。と自分を正当化し過ちを自分の中で肯定することで、本来ならば謝らなくてもいいんだけど・・・ということになるのであります。約束したことを覚えていながら勝手に約束を破って自分勝手な言い訳をして自分には責任など無いと言わんばかりの理屈をこねて自分を守り可愛がるそんな私であります。日ごろは罪の意識などみじんも持っていないわたくしが、いちどおのれの罪深さに目覚めたならば、自分のしてきたことや言ってきたことがどれほど過ちであったことか、どれほどに人を傷つけていることであろうか。わかってきたならば、おのれの罪深さを反省して人に謝ることがどんなに大変なことでありましょうか。罪人の自覚ができたならば力を振り絞って謝ることができるのでありましょう。深い反省の上に立つごめんなさいは重量挙げの世界記録保持者よりもどんなにか心の力持ちでありましょう。 なんまんだぶ