KATSのご案内

Kikuchi Addiction Treatment Service
菊池病院アディクション治療プログラム



アディクションとは

菊池病院の治療の特徴

受診するには

薬物嗜癖自己診断テスト



▼アディクションとは
アディクション(Addiction)とはのめり込むとか、おぼれるという意味があり、嗜癖と訳されます。 ある種の薬物に身体が依存してしまう薬物嗜癖は、じわじわだらだらと慢性に経過し、再発を繰り返す傾向があります。 これは、行動をコントロールをする脳の一部分が機能を失う病気だからです。 基本的な治療はありません。数年間の精神科入院や刑務所生活でも治療できないことが分っています。 しかし、問題を軽くし、普通の生活が送られるようにすることはできます。

▼菊池病院の治療の特徴

菊池病院での治療の目標は、薬物再使用と再使用の間の期間をできるだけ長くすることです。また 再使用した場合の生活の困難の程度を軽くし、その期間を短くすることです。


■治療の目標■

1. 使用を減らす
2. 使用に伴う害や障害を減らす
3. 使用に伴う公衆衛生上の問題(感染症など)や犯罪を減らす
4. 使用を減らす方法として刑務所や入院よりも安い方法を提供する

この治療プログラムは「底着き」体験が必要だと強調しません。なぜなら、それぞれの患者様が回復した後に自分の体験を 振り返って考えればすむことで、回復の入り口にある人に、「底着き」体験を求めることは、良くないことだと考えるからです。


■治療の方法■

効果が実証されている次のようなカウンセリングと集団療法で治療を行います。

1.心理教育
2.認知行動療法
3.動機付け面接
4.再発予防訓練
5.日常生活での再発のきっかけに対する対処訓練
6.家族療法

 治療は、楽しい、明るい雰囲気で行います。外来治療プログラムにきちんと通院をした場合に記念品を渡すなどほめる方法を用います。これは、今まで薬物使用のために罰を受けてきた人には特に有効だと考えます。 NAミーティングなどの12のステップや治療共同体も取り入れます。
 薬物嗜癖は他のさまざまな精神障害を伴います。うつ病や統合失調症に対して適切な薬物治療、心理療法を行います。


■治療の研究■

 嗜癖の治療は確立したものとはいえません。さまざまな試みを行い、その効果を科学的に調べる必要があります。無作為割付臨床試験などの近代的な方法と研究の倫理にしたがって治療法の研究開発を行います。

▼受診するには
■電話相談■

まずお電話をください。電話相談にて外来受診予約をいたします。
電話番号 096-248-2111 FAX 096-248-4559
e-mail hharai@gmail.com
電話受付時間:平日午前9時〜午後5時まで
相談担当者:原井、下原、丸尾、田中、高木

■外来受診■

外来受診日:毎週火曜日(第1、3火曜日は午前中のみ、その他は午前と午後)
初回外来での内容:1時間半かけて、聴き取り面接、評価、治療の説明を行います。

■外来プログラム■

毎週 月曜日、木曜日 午後6時〜7時半
毎月第2木曜日はDARCメッセージを7時から8時半に行います。

最初の1ヶ月は、初期の回復スキルの獲得を目標にします。薬物についての説明やスケジュールの立て方を説明します。2ヶ月目は、再発予防を目標にします。再発のきっかけとなることがらを調べ,対処方法を訓練します。3ヶ月目からは社会サポートを得ることを目標にします。

■入院■

依存だけの場合は、外来治療を行い、入院は原則として行いません。
ただし、次の場合に入院治療を行います。

・外来治療を1ヶ月試みたが、うまくいかない。生活環境を変える必要がある。
・うつ病や統合失調症などの合併精神障害の治療のために入院が必要である。

いずれの場合も入院中に外来プログラムに参加していただきます。
また入院治療は、任意入院であり、退院は患者様本人の意思により可能です。外出や外泊は原則として制限しません。

■治療に関する大事な事柄■
○患者様の承諾がない限り、受診時やカウンセリングの中で患者様から知りえた情報はどのような内容であっても警察を含め外には漏らしません。ただし、 緊急に命にかかわるような場合は、患者様の事前の承諾なしに他の医療機関に情報を提供する場合があります。
○受診以外の目的で来られた方による迷惑行為や病院敷地内で行われる違法行為については警察に通報いたします。
○当院における治療終了後5年の間、研究のため生活調査(アンケート)に応じていただくようにご協力をお願いいたします。