はーちゃんの危機  


9月13日の出来事・・・
酷い雨が続きやっと晴れた今日、思いっきりお洗濯をした。
おとなしくお気に入りのビデオを見ながら遊んでいるはーちゃんを
1階に残して、2階に上がった。
洗濯物を干し終え、階段を2段程降りると、4・5日前に買って飲ませていた
咳止めの匂いがする。
この時点で私の血の気が引いていくのが分かった。
慌てて階段を降り、居間のドアを開けると
はーちゃんがご機嫌にビデオを見ながら踊っている。
そして、テーブルの上には予想通り、咳止めが置いてあった。
冷静にならなくちゃ・・・と、テーブルの上に乗っていた瓶を手に取り
見てみると、一滴も残っていない。部屋中は薬の臭いで充満している。
慌てて口をこじ開け匂いをかぐと、やはりシロップの甘い匂いがする。
とにかく病院!!と思い、保険証と乳児医療証をカバンに詰め
オムツを数枚とお尻拭き、飲んでしまった薬の空き瓶と空き箱、説明書きを
持って、掛かり付けのクリニックへ車を飛ばした。
やはり、想像していたように総合病院へ紹介状を持っていく事になった。
クリニックでは、すぐに受診してもらえるように病院の方へ電話をしてくれていた。

病院へ向かう車の中で一瞬、「はーちゃんが、もしも最悪な事態になったら・・・」
と、脳裏をかすめた。

この総合病院は、私がその昔、腎臓病で入院した病院でもあり、はーちゃんを出産した
病院なのだ。だから、何処にどんな駐車場があるとか、何処から入ると入り易いとか
熟知していた。
救急外来の駐車場も、一般の駐車場も満車
そうこうしているうちに、はーちゃんの様子が変わってきた。
私はとにかく早く先生に見せて処置をして貰わないと!と思い、正面玄関の警備員に
事情を話した。
「子供が薬を飲んでしまって、今、急いで連れてきたのですが、
救外の駐車場も停められなかったし、他の駐車場も停められなかった。
何とか入れて欲しい」

と、お願いした。すると、この警備員
「なら、救外の駐車場に停めれば」
と、言うではないか。ここで黙っているはーちゃんママではない。はーちゃんの命が懸かっているのだ。
「あんた、何聞いてるの?子供が死にそうなの。
あんた、何の為にそこに突っ立ってるの?
木偶の坊じゃあるまいし、何とかしてよ!」

と、一喝すると
じゃあ、お入り下さい!!」逆切れ
「止める所はあるんですか?」と私。
「ない!!」と警備員。
とにかく、入って良いといったのはこの男なので、中に車を入れ小児科へ走った。

薬が効いてきて、はーちゃんは眠そう。
小児科の窓口へ行き、事情を話すと「はあ、そんな話は聞いていませんが・・・」と言い出す。
そんなはずは無い!私はクリニックの先生が電話をしてくれている時、そばに居たのだから。
それが、受付の手違いと分かり受付などの手続きを終え、待つように言われた。
小児科は、さすがに待っている人が多い。
普通に待ったら、2時間や3時間は待たされるであろう。
しかし、遅い。遅すぎる。連絡が行っているはずだし、こんな状況なのに
看護婦さんも様子を見てくれない。
小児科へ到着して15分以上が経過した頃、やっと看護婦が歩いて出てきた。
「ここは、人がたくさん居て待ち時間が長いから、
救急外来に行った方が良いと思うけど、どうですか?行きますか?」

とんちんかんな事を言っている。
ここは、至る所に
患者様中心の医療を提供します。
などなど、色々書かれたものが貼ってあるのだ。
私は、こういった病院にこの子の命を預けて良いのだろうかと
心底不安になった。医療ミスの起こる病院ってこういう病院なんだろうなと思う。

救外へ行き、診察してもらうまでに病院到着から30分が経っていた。
様子としては、異常もなさそうだし、大した事は無いと思うけど
なんでこちらへ来たの?
」と言われ、私は本格的に切れた。
私の激怒ぶりを見て、ドクターは「ご主人に来てもらいます」とか言っている。
結局、はーちゃんは採血と点滴を2本を5時間かけてし、治療は終わった。
薬を飲んだ量が大した事が無かったため、(と、言っても半分は飲んでしまった)
何か大きな異常も無く無事に帰ってきた。

さて、その咳止めシロップは何処においてあったかと言うと
当然、はーちゃんの手が届かない所に置いてあった。
しかし、はーちゃんは椅子に上りさらに棒で突つき落とすという
悪知恵で咳止めシロップを手に入れた。
イチゴ味のそのお薬は、とてもおいしい様で
一気飲みしてしまったのだ。
大した事が無くて良かった・・・
でも、今後こんな事が起こらない様に、家中のチェックをしようと思う。





この時、私はジャージ姿に、おじさんサンダルのスタイルで病院へ向かいました。
私が少し、冷静になった時看護婦さんに
「お母さん、必死だったんだね。子供を守る母の姿って感じがするよ」と
言われ、ガラスに映る自分の姿に驚いちゃいました。
人に会う時のスタイルじゃないな・・・(苦笑)