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97年秋のミラノショウにおいて発表されたイナズマの750版がGSX750です。
ネイキッド復活の立役者であるZEPHERを除くと、個性を出そうとしすぎた故、かえってデザイン的にバランスが悪いネイキッドバイクが多い中、非常にオーソドックスながらとても良くまとまったデザインと、“750cc”という適度な排気量やセンタースタンド・燃料系装備などのユーティリティの高さに惚れて、雑誌のスクープを見た時点で「出たら買おう!」と決めてしまい、発売直後の98年4月に購入。98年末には1200が発売されたため国内ではごく少数しか販売されず、ほうぼうで珍しがられました。
パワー特性やボディサイズが日本の道路事情にもマッチしていて、ちょっとした買い物からツーリングまで、まさに「足」として使うのにもってこいのバイクでした。逆車だけにエンジンは国内仕様のGSFと比べると明らかにパワフルで(ちなみにGSFは77馬力)、8,000回転以上の力強さはネイキッド用に中低速寄りに振っているとは言え、かつてのTT-F1チャンピオンマシーンの片鱗を感じさせるものがありました。ただし、イナズマ400の安定志向のキャラクターを受け継いでいるので、750も決してハンドリングは決して軽快とは言えなかったし、足回りがプアーだったため、走りの面や、あちこちに値段の安さが出てしまっていた点が少々不満でした。
マイナー車種故リプレイスパーツの情報の少なさには閉口しましたが、400/1200のパーツの多くが共用出来るため、ヨシムラのチタンサイクロン(400/1200用が無加工で装着可)を入れて、憧れの「油冷+ヨシムラ」を実現したり、ビキニカウル(Nプロジェクト)/油温計(ヨシムラ)/リアサス(オーリンズ)/スラッシュガード(ゴールドメダル)等を装着してドレスアップを楽しみました。
それなりに気に入ってはいたのですが、接触事故が2回に単独転倒が1回と、近年例にないほどトラブルに見舞われたバイクでもありました。さらに、02年のゴールデンウィークに心ない何者かの手により無理矢理ハンドルをこじられた結果、ハンドルが曲がった上にハンドルロックがフレーム側も含めて破損してしまい、修理代はともかく、キィを2個持たなくてはならないという不便さに耐える気が起きず、そのまま処分してしまうという、これまでのバイク歴の中でも最悪の別れ方をしたバイクとなってしまいました。
現役時代にまとめた、日本で唯一(?)の750に関する詳細インプレも残してあるので、興味の有る方はご覧下さい。
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