12月7日の説教
六ヶ月目に、天使ガブリエルは、ナザレというガリラヤの町に神から遣わされた。
ダビデ家のヨセフという人のいいなづけであるおとめのところに遣わされたので
ある。そのおとめの名はマリアといった。
天使は彼女のところに来て言った。
「おめでとう、恵まれた方。主があなたと共におられる。」
マリアはこの言葉に戸惑い、いったいこの挨拶はなんのことかと考えこんだ。
すると、天使は言った。
「マリア、恐れることはない。あなたは神から恵みをいただいた。
あなたは身ごもって男の子を生むが、その子をイエスと名付けなさい。
その子は偉大な人になり、いと高き方の子と言われる。
神である主は、彼に父ダビデの王座をくださる。
彼は永遠にヤコブの家を治め、その支配は終わることはない。」
マリアは天使に言った。
「どうして、そのようなことがありえましょうか。
わたしは男の人を知りませんのに。」
天使は答えて言った。
「聖霊があなたに降り、いと高き方の力があなたを包む。
だから、生まれる子は聖なる者、神の子と呼ばれる。
あなたの親類のエリザベトも、年をとっているが、男の子を身ごもっている。
不妊の女と言われていたのに、もう六ヶ月になっている。
神にできないことは何一つない。」
マリアは言った。
「わたしは主のはしためです。
お言葉どおり、この身に成りますように。」
そこで、天使は去って行った。
(ルカ1:26〜38)
ナザレは緑豊かな、水の豊富な村でした。
あまりにも平凡な、地図にも載らないような村です。
旧約には一度もその名前は出てきません。
マリアはそんな村に生まれ育ちました。
婚約し、幸せいっぱいでした。
しかし、親戚のエリザベトの話を聞き、一体これはどういうことかと不安に思っていました。
そんなマリアの許に天使ガブリエルが訪れました。
「主はあなたと共にある。」「神にできないことは何一つない」
マリアはこの言葉を、勇気をもって受けとめる力を与えられました。
「私は主のはしためです」
この言葉を確信をもって答えました。
全身に喜びを覚えました。
マリアは主の祝福に包まれたのです。
もっとも慰められる言葉、それは「主が私たちと共におられる」という言葉です。
人生の失敗においても、うれしい時にも、悲しい時にも、この言葉が慰めになります。
イエス・キリストがこの世に来られたのは、この事実を確信させるためでした。
マリアは聖霊に満たされ、しっかりと答えました。
それゆえ彼女は祝福されたのです。
イエスがこの世に来られたという喜びを胸に、今週も歩んでいきたいと思います。
(説教:菊池丈博牧師)