1月13日「呪文師よりも十倍まさる少年たち」(ダニエル1:14〜20)
(ダニエル1:17〜20)

キラリ十代

 車を運転しながらラジオのスイッチを入れると、“キラリ十代”のNHK番組が流れてきた。十代の少年少女たちが、匿名“キラリネーム”でいろいろな悩みを打ち明け番組のパーソナリティがそれに答えていくという内容だ。どんな悩み多き十代にもキラリと光るものがある。それを見出せるようにお兄さんやお姉さんがお手伝いしているのだろう。
 少子高齢化が加遠する中で、青少年を取り巻く状況はますます厳しいものになっている。相変わらず多いいじめや不登校、ひきこもり。さまざまな精神的な悩み、不安から異常な行動や犯罪に走る青少年も少なくない。先日、米国の神学雑誌で、ひと昔は一人の大人が十人以上の少年たちを導くことができたが、今の時代は、五人の大人が一人の青少年を導かなければならないと論じていた。

キラリと光る四人

 旧約聖書にはキラリと光る四人の少年たちの物語が出てくる。時は紀元前605年のことだ。バビロン帝国の王ネブカデネザルがユダ王国に侵攻し、首都エルサレムにある神殿の器具を奪い、王族・貴族の中から幾人かをバビロンに連れてきた。その中に、ダニエル、ハナヌヤ、ミシャエル、アザルヤという健康かつ容姿端麗、知恵と知識に秀でた四人の少年たちがいた。多分彼らは十五歳位だったろう。今流にいえば、十五歳のめっちゃカッコイイ美少年たちだ。
 イスラエルの神(聖書に啓示された真の神)は、民族の退廃と苦難と恥辱の中でもこのようなキラリと光る神のエリートを残し、御自身の栄光と御主権をあかしされるのである。国は敗れてもこれらの少年たちの心は破れていない。

キラリの秘密

 彼らがキラリと光っていたのは、家柄がよかったとか、彼らが一生懸命勉強して自分を磨いたからというわけではない。神が彼らを神の特別な使命のために選んで、彼らに「知識と、あらゆる文学を悟るカと知恵を与えられた」からである。ダニエルには特に「すべての幻と夢とを解く」賜物が与えられた。神から来る知恵と悟りは「国中のどんな呪法師、呪文師よりも十倍もまさっていた」のである。
 彼らの十倍の知恵は、彼らの神に対する純真で徹底した信仰に基づいていた。彼らは、偶像に捧げられた肉やぶどう酒で身を汚すまいと宦官に菜食を願い、他の少年たちよりずっと血色がよかった。彼らは、たとえ燃える炉の中に投げ込まれようとも、.王が造った金の像を拝まなかった。このようなキラリと光る信仰の少年たちが、今日の日本の教会にも必ずいる。

《黙想と適用》
神の知恵とはどのようなものか、考えましょう。歳言1:7,コリント1:24他