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「マイクロメーター」
中島
マイクロメーターはノギスと同じようにはさみ尺の一種で、測定子の微動送りにオネジとメネジのはめあいを利用したものです。
長さの変化をネジの回転各と径によって、拡大された目盛で読みとるもので0.01mm(0.001)単位を読みとることができる。
さらに熟練すると0.01mmのマイクロメーターで0.002mmすなわち2?まで正確に読みとれるようになります。精度を上げるためにマイクロメーターを使うわけですから、正しい使い方をしなくては、マイクロメーターのもつ精度さえ失ってしまいます。
種類A 外測マイクロメーター 内測マイクロメーター 歯厚マイクロメーター ネジマイクロメーター
V溝マイクロメーター ポイントマイクロメーター 低測定力マイクロメーター・・etc
また、カウント式、デジタル式、防水式、などもある。
* 一般的にマイクロメーターは外測マイクロメーターのことを言う。
サイズB ・はさみ尺の一種で測定子の微動送りにネジを使用し、正確なネジのピッチを切る難しさから、測定長は短く25mm単位となる。
・測定範囲は0〜500mm一般的で、特殊ものでは2000mmなどもある。
・ 目盛は1目盛0.001〜0.01mm
価格C 一般的なものは8千円〜2万円です。(デジタルなどは少し割高)
特殊ものや大きいものは10万や60万を超えるものもある。
メーカーD ミツトヨ、トリモスシルクジャパン梶Aブラウンandシャープpmi
テクノプレジョンなど (ミツトヨを参考)
http://www.mitutoyo.co.jp/jpn/frames/goods.html
特別付属品E ・マイクロメーター基準棒
測定長25mm以上の外測マイクロメーターの基点調整用
・ ア)オプチカルパラレル イ)オプチカルフラット ウ)ブロックゲージ
ア) 測定面の平面度と平行度の件さ用でスピンドルの回転角に基づき厚みの異なる4枚1組になっている。
イ) 精密測定用でウ)セットにもなっている。
・ マイクロメーターアタッチメント
標準マイクロメーター用で特殊形状用の測定子
・ カラーラチェット
・ スタンド各種
体温からの温度変化影響を受けにくく安定した測定が可能
豆知識F
原理 マイクロメーターはオネジとメネジのはめあいを利用するもので、通常ネジのピッチは0.5mmでオネジに直結したシンブルには外周を50等分した目盛がついていて、オネジを1回転させると、0.5mm動く。
目盛の読み方 スリーブの目盛線、とくに下側の0.5mm線がみえるかによって、0.5mmの読間違いをすることがある。
また、目盛を読むとき2つの目盛面スリーブとシンブルが同一面上にないため視線による視差が生じやすいので、眼の位置を変えないよう同じ方向から読取る。
バーニア付きの場合0.001mmまで読取ることが可能
測定力 被測定物にキズをつけたり、測定誤差を防止するために一定の測定力がかかるとそれ以上、力を入れてもその力が伝わらないになっている。(ラチェットストップ)
JISでは測定力について測定長100mm以下では400g〜600gとしている。
0点の合せ方
1) アンビル、スピンドルの両測定面をきれいにする
(きれいな紙を軽くはさんで引き抜く)
2) 測定面を合せラチェットで2〜3回転させる。
3) クランプする。
4) スリーブの裏穴にカギスパナ使用し0点を合わす
(眼の位置は目盛の真上から読む)
5) その他ピッチ誤差なども確認する。
(ブロックゲージ)
類似品、その他G
l マイクロメーターヘッド
単体での使用することはなく、他の測定器と組合せたり、
送り機構に使用される。
l デプスマイクロメーター
穴やみぞの深さ、基準面からの長さなどの測定に使用するもの。スピンドルがでる長さを目盛で読むもので外測マイクロメーターの逆方向の目盛になっている。
マイクロメーターの不良チェック
1) 口元ガタ2)フレームを曲げたもの3)ネジをかじらせたもの 4)ネジのガタ
5)クランプ測定面のカエリ端6)平面度7)平行度8)ハメアイ
9)ラチェット10)目盛11)精度
* 5)〜11)は補修可能ですが1)〜4)は補修不可
性能判定方 測定器自体の誤差が大きくなっている時
アンビルとスピンドルのチェック項目
1) 測定面の平面度
2) 測定面の平行度
3) 総合精度
4) 測定力
精度保持
マイクロメーターは使用回数が多ければ、それだけ狂いも生じる危険性を含んでいるので検査回数が増える。
* 検査方法の手順→@ハメアイ検査 A平面度、平行度の検査
B0点合せ
他にもあるが、最小限上記検査は行う
保管
1) 乾燥したきれいなガーゼや綿布などで、拭取るとくにアンビルやスピンドルの測定面には十分注意しきれいにする。
2) 酸度の低い防錆油をぬり、ネジ部には良質の油をぬります。
3) 定期的にシンブルとスピンドルを一体として、スリーブから抜き、各部を純ベンジンで洗浄し、よく乾燥してから、注油する。直射日光や温度変化の大きいところは避け保管箱に入れてしまう。そのときスピンドルとアンビルの両側定面を少し開いたままにする。