『鬼』平成13年11月第8号

 

鯨の目

 

 

杉落葉昔鯨の目をみたか

 

渤海の民より瓶の流れ着く

 

遠花火一息おいて窓開く

 

辻ごとの羊雲には鴉の眼

 

蜥蜴の記憶と会話する夜長

 

東京第一の路地では夕化粧

 

コーヒーの底にハングル透く小春

 

 

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