| 信州アルプス菜の花紀行 | ||
| 好天に恵まれた大型連休をじっとして過ごすわけには行かず、信州へ。主目的は昨年の御嶽山に続いて標高3000mからの滑降をしに乗鞍岳へ。そして、1日だけで帰るのはもったいないので、とりあえずテントと自転車をクルマに積んで5月3日23時頃、丹後を出発。 | ||
| 5月4日 | ||
| 乗鞍岳スキー登山 | ||
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| 三本滝のバス待ち行列 | 位ヶ原山荘前 | 乗鞍山頂を目指す人々 |
| 連休とあって大型トラックがいなくて快適。若狭湾沿いから福井県内を北上し、武生から東へ入り越前大野へ。岐阜県境を越えて3:40美濃白鳥、飛弾高山は4:55。そして、安房トンネルで北アルプスを突き抜け、4日6:20に乗鞍高原三本滝到着。高速道路不要のアプローチ。 すでにクルマが停まって登山の準備中。スキーヤーが多い。アルペン(山スキー)とテレマークスキーの両方を用意してきたが、たまたまクルマをとめたところの周囲の人がテレマークばかりだったので、私もテレマークスキーで登ることに決定。前日から今シーズンの営業を始めた高原バスの出発時刻は8時18分。十分に時間はあるので、ゆっくり準備。バスを待たずにスキー場のゲレンデを登っていく人もちらほら見える。朝食を食べて、トイレへ。人数のわりにトイレが少なく混雑。バス会社の人がやってきてチケットを売り始めたので買っておく。1150円。 8時前にはバス停に長蛇の列。ほぼ定刻に4台のバスがやってきたが、私は並ぶのが遅くて最後のバスになったため乗り込むのに20分以上かかった。補助席も使って満員の状態にしても、車外にはまだ乗れない人がいたような気がするが(よく見えなかった)、5台目のバスも来るのだろうか。 20分ほどで、位ヶ原山荘前に到着。ああ眠たかった。ここで登山届を書くようになっているが、私は出発前に松本警察署にメールで提出してあるのですぐに出発。除雪でできた雪の壁はバスの屋根より高い。その壁に挟まれた隙間からは雄大な乗鞍の姿が見える。青空と白い雪原がともに眩しい。こんなに濃い青空は、1年前の御嶽山以来だ。 *********************************************************************** 【山 名】乗鞍岳剣ヶ峰(3026m)北アルプス長野・岐阜県境 【日 時】2008年5月4日 【行 程】[ ]内はGPSレシーバーによる標高データ(単位:m) 位ヶ原山荘前[2372]9:24 - 11:51肩の小屋[2775] - 13:27剣ヶ峰[3027]13:58 - 15:11三本滝[1803] 【距 離】約9.9km 【天 候】曇のち晴れ(^^) 【地 図】国土地理院 2.5万分の1「乗鞍岳」 【用 具】テレマークスキー(K2「8611CLASSIC」167cm,119-72-103mm), SCARPA「T3」,ケーブル式ビンディング(G3タルガ) 【メンバー】はいかい(単独) *********************************************************************** バスを降りたたくさんの人の流れに乗って歩き出すが、暑いのでアウターウェアを上下とも脱ぐ。私はシール歩行だが、ゲレンデスキーの一も結構いて板を背負って、スノーシューやつぼ足で歩いている。大まかに山スキー3、テレマークスキー3、ゲレンデスキー2、スノーボード1、つぼ足1といった割合。 |
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| 槍ヶ岳が見え | 白山はこの後ガスに消える | コロナ観測所 |
| ずっと山頂が見えているので迷う心配はなく思い思いのコース取りで、ピークを目指す。しかし、いつもながらの牛歩戦術。寝不足のせいもあるのか異様に遅い。ゲレンデスキーを背負った、つまりあまり山になれていない人たちと同じペースで歩く。さらに、ちょっと気を緩めると小さな女の子に追い抜かされる。他の登山者との会話を聞けば、なんと小学4年生だそうだ。スキーブーツこそお父さんに持ってもらっているみたいで長靴を履いているが、ちゃんと自分の板を背負っている。 位ヶ原山荘前からは、最初に急登を越えて位ヶ原台地に乗ればやや緩やかになり、そして肩の小屋辺りから山頂への急登となっている。台地の緩やかなところで、すでに前方から滑り降りてくる人が見えだした。春の重い雪にスキーを取られるのか、ターンをしにくそうだ。 山頂への直登はきつそうなので、肩の小屋からさらに北の摩利支天との鞍部へ回り込むルートを取る。コロナ観測所のある摩利支天山、それと剣ヶ峰との鞍部からは西の景色が見え、加賀白山の峰々が白く見える。 じわじわと登り、手前のピークを越えて剣ヶ峰へ。ああ、ずいぶん時間がかかった。気温は高く、雪は緩んでアイゼンは必要なかった。山頂の神社の周辺は雪のないガレ場で、スキーを置いて登る。位ヶ原台地に登る頃から見えていた槍穂高、御嶽、そして乗鞍高原は絶景。西は雲が湧きだし加賀白山は見えない。 |
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| 槍穂高連峰 | 小学4年生は人気者 | 青空の下のシュプール |
| 神社にお参りして景色を見て写真を撮って、スキーを装着していたら小学4年生の女の子が到着。おそらく本日最年少の登頂者だ。 さあ滑ろう。東面のどこでも好きなところを滑れるが、前人のシュプールを避けて南よりを滑る。位ヶ原台地に下りてから自分のシュプールの写真を撮らなければならないのだ。雪は重いが、やっぱり滑るのは楽しい。 |
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| 位ヶ原台地を後にし | スキー場へ | |
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振り返るが、少し離れてしまうとどれが自分のシュプールだかわからない。いつしか周囲に人の気配は少なくなっている。肩の小屋までで引き返した人もいるようだ。位ヶ原台地の緩斜面を滑り、登ってきたコースより南よりのツアーコースへ。台地からの急斜面を越えると、林間を切り開いたコースとなりほとんどスキー場のような雰囲気。それも、スキーヤーのシュープールででこぼこに荒れたコース。緩んだ重い雪に難儀している人もいる。狭くて急で所々岩やブッシュの出た斜面を越えたら乗鞍高原スキー場のトップ。雪を拾いながら滑る。さらに、朝バスで通った道路を越えたら、最後の斜面。三本滝のレストハウスから見上げた斜面だ。視線を意識して、滑り出しから派手に転倒。 三本滝の駐車場の周辺は朝とは違って、登山とは縁のなさそうな家族連れが雪遊びをしている。私のクルマの周りも、朝の登山者のクルマから、日中の観光客の物にすっかり変わっている。オートバイも止まっている。天気が良くて車内の温度は30度近い(長野市などでは最高気温が29度台だった)。でも、初夏のからりと爽やかな風が心地よい。 この気持ちよい高原でのんびりしたいが、次が気になるのでそそくさと撤収してクルマを出す。いつしか乗鞍岳の頂は雲に覆われている。 |
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| 安曇野、千曲川ドライブ | ||
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| リンゴ畑を抜けて | 安曇野 | そして千曲川 |
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乗鞍高原から松本方面は、渋滞までは行かないがクルマが列をなしてゆっくり走行。新島々の手前で県道278号、25号線へ待避。松本市街を避けて安曇野へ。こちらは交通量が少なく快適。美ヶ原を遠くに眺め、リンゴ畑を抜ける。そして、安曇野が近付くと白い北アルプスが見えてきた。穂高町に点在する美術館などの観光スポット周辺ではクルマが多くてちょっと停滞。 有明でちょっと一息。この春退職した職場の先輩はここに別荘を手に入れたのだ。その人の別荘のある場所は大まかにしかわからないが、森に囲まれた別荘地のどこかであるのだろう。爽やかな初夏の夕暮れ。とても素晴らしい立地条件と感じられる。 高瀬川を渡って池田から山を越えて千曲川沿いへ。R19号はクルマが少なくスイスイ。道の駅「大岡村」でトイレ休憩。鏡に映った顔はまだら模様。日焼け止めにむらがあったようだ。 長野市の手前で渋滞。夜の帳の下りた長野市中心部は、近代的なビルと液晶やLEDの明かり。ずいぶん都会になったんだなあ。ラーメンを食べたかったが、ラーメン屋がなくてカレー屋にはいる。市街地を過ぎて豊野方面へ行くと道路沿いにラーメン屋が並ぶ。もう少し待てば、あるいは市街地でなくR19バイパスを通ればよかったか。ずいぶん高くなったガソリン(163円/L)を20Lだけ補給し、一路飯山へ。閉店間際のスーパーマーケットで値引き商品を買って、いいやま湯滝温泉に入浴。野沢温泉スキー場のゴンドラ乗り場を下見して(明日も盛りだくさんなのでスムーズに行動できるように)、北竜湖でキャンプ。乗鞍岳を下山してから、200km近い大移動だった。 |
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| 5月5日 | ||
| 志賀高原渋峠・横手山スキー場 | ||
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| 北竜湖でテント | 菜の花畑を見たら | リンゴ畑を通って志賀高原へ |
| 暖かい夜だった。5時にテントを出る。曇天。短いがぐっすり眠れた。まずは、湖畔の菜の花畑を写真に撮って、一路鍋倉山へ。 元々本日は白馬か御岳辺りのスキー場で春の雪を滑る練習をする予定だったが、出発1週間前のTVで飯山の「菜の花公園」からの生中継を見て北信へ脚を伸ばすことに決めた。どうせ午後になるとゲレンデは荒れるので午前券で野沢辺りを滑り、午後は菜の花を見ながら自転車に乗る計画だ。ところが昨日乗鞍で「やっぱり山はいいなぁ」と思ってしまったのだ。 近年は、ゴールデンウィーク前に田茂木池の上のドウマン平まで除雪され、道路情報としては「田茂木池まで開通」と公表される。しかし、連休の間は下の温井集落の奥で鎖をかけて道路をふさぎ、市営のバスを運行してお金を取るという商売をしている。今年はそのバスが運行されず田茂木池までクルマで入れるが、周囲にはあまりにも雪が少ない。心配なので鎖を越えて歩いてドウマン平まで登ってみると、鍋倉山の山肌のブナ林はすっかり緑色の葉を茂らせている。そして雪面には細かい木の藪が顔を出している。うーんこれではスキーどころではない。振り返れば、野沢温泉スキー場の上ノ平高原のゲレンデが白い。やっぱりゲレンデスキーに変更だ。 クルマに戻って野沢温泉へ。食糧補給に寄ったコンビニで店の年輩のおじさんが話しかけてきたので、鍋倉山の残雪についてきく。やはり今年は解けるのが早かったそうだ。積もり出しは遅く、2月になって、例年なら解け始める頃になってよく降ったという。やはり、気温の低いシーズン初めから積もってしっかりした根雪を作らないと雪は長持ちしない。 |
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| 渋峠付近 | まだまだ雪がたっぷり | 雲海の渋峠スキー場 |
| 昨日下見しておいたゴンドラリフト脇の駐車場へ直行だ。しかし、行ってみると駐車料金徴収の係員が待ち構えている。有料駐車場か。嫌気がさして素通り。時間はまだ早い。志賀高原へ行こう。 菜の花を見ながら木島平村を通り、高井富士(高社山)の東側を行くR403を通って山ノ内へ。一部道が狭いが、交通量の少ない快適ルート。リンゴの花咲くの斜面は最高のドライブが楽しめる。 志賀高原へ登るとまだまだスキーの季節。もっとも標高の高い渋峠へ。昨日の乗鞍が日本でもっとも標高の高い車道ならば、こちらはもっとも高い国道だ。R292は草津方面間で全線開通していた。雲海が見える。 |
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| 横手山山頂は | ガスったり | 晴れたり |
| というわけで、午前券を買って春の悪雪での練習。朝のうちの渋峠スキー場のゲレンデは堅く、テレマークスキーのエッジがなかなか利かない。横手山山頂の展望台からは、ガスで視界を遮られるが、風邪があるのでたまにパーッと景色が開ける。後半は横手山の第2高速リフトで1km以上のクルージングを繰り返す。リフト待ちがなく、リフト乗車込みで36km程存分に楽しんだ。特筆すべきは2度もリフト乗車中にストックを落としたこと。初めは渋峠スキー場で。リフト乗車直後に落とし、リフト係員に頼んで拾ってもらう。2度目は、横手山で。長いリフトにぼけーっと乗っていると、あるいは何か他ごとをしようとしてなのか、つい手元が緩んでしまうようで、コース外の林間部分には随分ストックが増えていった。私は幸いなことに下り場近くの歩いて拾いに行ける距離。ゲレンデ用のバスケットの小さいものだったのでネットに引っかからずに雪面まで落ちてくれてよかった。 | ||
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| R292は全線開通 | 天候は悪化し | 雨となる |
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正午頃から天候が悪化、ガスで見通しが悪くなる。さらに午前券の有効期限の迫る13時前には雨も降り出す。I.C.チケット返却は傘を差して行く。オートバイや自転車の人は濡れて気の毒。 渋峠から熊ノ湯までの下り路は渋滞。原因は交通事故。オートバイとワンボックスカーが正面衝突したようだ。ただしクルマはバンパーのみ損傷しているので、オートバイが転倒しスライディングしながらクルマにつっこんだか。こちらがスキーをしている最中に聞こえたパトカーや救急車のサイレンの音はこれだったようだ。雨に濡れた路面に横たわるオートバイが痛々しい。私も気を付けねば。 |
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| 飯山菜の花ツーリング | ||
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| 鍋倉山を見にいく | やっぱり藪が出ていて | スキーは無理だった |
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朝の道を引き返し飯山へ。下界は曇天。昨夜から同じようなところを何度往復しているのだろう。鍋倉山が気になるので再び温井から田茂木池。今度は自転車をおろして除雪の限界まで行ってみることにする。3台ほどのクルマが既に止まっていて、1台は近くの「森の家」という市営の施設のもの。自転車を組んでいれば車道を歩いて下りてくる5人くらいの人々。森の家の自然観察ツアーだった。 朝は歩きだった道も、自転車なら登りでも早い。やっぱり何度見ても鍋倉山でのスキーはもう無理だったようだ。山頂近くには滑れるところも有りそうだが、そこに行くまでの藪がやっかいだ。ドウマン平の奥で除雪はストップ。例年並の除雪だ。道ばたにはふきのとうが出ている。 |
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| 千曲川沿いから | 菜の花公園へ | |
| 一気に下って自転車はルーフのキャリアに載せる。次はR117沿いの道の駅「千曲川」へ。菜の花の最盛期とあって駐車場は9割の入り。自転車をおろして川沿いを北上。河川敷も菜の花畑。対岸に見える丘が菜の花公園だ。大関橋で千曲川を渡って菜の花公園へ。東小学校の隣の丘が公園。露店と鯉のぼりがイベントの雰囲気。そろそろ菜の花祭りの終了時刻で人は少な目。また菜の花を見ながら道の駅に戻る。 | ||
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| 菜の花公園遠望 | 帰る前に野沢温泉に浸かる | |
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さあ、最後に野沢温泉に入浴だ。温泉街のはずれの駐車場(日帰り無料)にクルマを入れて、外湯へ。入ったのは川原湯。熱かった。 そして帰路に就く。暗くなってきた。このころになって雨が降り出す。夕食は「涌井せんたあ」の超大盛りそばを食べたいと思い、上信越自動車道の豊田飯山I.C.まで南下し県道96号線で東に向かうが、涌井集落は真っ暗。どうやら既に閉店らしい(17時までとのこと)。野尻湖畔を橋って妙高高原へ。R18はクルマが多いが流れてはいる。道の駅「あらい」でつけ麺を食べる。風が冷たい。朝の冷え込みはなく、夜が深まるに連れて最低気温を更新していくパターンだ。上越で給油。やはり長野よりもこちらの方が安く1Lが140円台。R8で糸魚川、親不知を越えて、流れが悪くなり始める朝日から北陸自動車道へ。普段は大型トラックの天下である夜の北陸道も今宵は快適。眠くなってきて何度か休憩。午前1時過ぎに福井県に入り丸岡で北陸道を下りる。ETCの深夜割引で2500円。R8はやや信号が多いものの深夜ならば流れはよい。2:40敦賀。4:30舞鶴。道中何度か眠る。結局丹後に帰ったのは6時前。すっかり明るくなっていた。 |
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