| 後山連山「扇形コース」MTBで縦走 |
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| 単独行の不利な点は、乗車シーンを撮影できないこと、そして周回またはピストンのコースという制約があること。今日のコースは登山口と下山口の距離が200mという理想的な周回コース。 舟木山からダルガ峰に至る縦走路が扇子を開いたときの弧の部分。そして、鍋ヶ谷渓谷沿い駒ノ尾登山口看板前のパーキングスペースが扇の要。骨組みの外側の部分(「親骨」というらしい)が登山および下山ルート。駒ノ尾への登山道は真ん中の骨にあたり、エスケープルートとして使える(と思う。未踏なので)。 ************************************************************************** 【期 日】2006年10月18日 【山 名】後山[1345m]・舟木山・鍋ヶ谷山・駒ノ尾山・ダルガ峰 (美作・播磨国境、入山は兵庫県宍粟市千種町から) 【行 程】[ ]内はGPSによる標高データ(単位:m) 鍋ヶ谷渓谷駒ノ尾登山口(貯水池前パーキングスペース)[828]11:01 - 11:43鍋ヶ谷林道終点手前後山登山口[979]11:49 - 13:44舟木山[1333] - 14:07後山[1348]14:21 - 14:39舟木山 - 15:01鍋ヶ谷山[1235] - 15:25駒ノ尾山[1280]15:31 - 15:49鞍部[1144] - 16:13ダルガ峰[1189] - 16:26植林伐採地[1125] - 17:00駒ノ尾登山口 【距 離】12.9km 【用 具】MTB(TREKTREK6500)ブロックタイヤのオフロード仕様 【天 候】晴てはいるが霞ふかし、やや暑い(^^) 【タイム】6時間59分(実走時間:2時間58分) 【速 度】平均:4.3km/h 【地 図】 【メンバー】はいかい(単独) ************************************************************************** |
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| 鍋ヶ谷林道から舟木山へ |
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| 扇の要 | 鍋ヶ谷林道からの取り付き | 唯一の案内板 |
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丹後から、養父市大屋町を経由して、宍粟市千種町。3時間弱のドライブ。標高800mのちくさ高原入り口付近はすでに赤や黄色に染まった木々も見られる。鍋ヶ谷渓谷の貯水池前、「駒ノ尾登山口」の看板近くのパーキングスペースにクルマを止めて、自転車を下ろす。 県道を200mだけ走り、鍋ヶ谷林道を登る。途中、黒豆のような鹿の糞がパラパラと落ちている。そして、重なり合うように2本の立派なモノが林道の真ん中に置かれていた。主は熊であろう。片方だけ乾燥しているので、2本が置かれたのには時間差があることが見受けられる。 この林道は終点まで行かず、その手前の谷が登山道の取り付きとなる。「後山登山口」という案内板が目印だが、背中を向けて立っているので初めて来たときには通り過ぎてしまう可能性大。2年前には登山口付近には小屋が建っていたが、現在は見事に廃材の山となっていた。 運良く案内板を見つけても、次は斜面のどこを登っていくかを考えないといけない。それだけわかりにくいのだ。 案内板の足下に渡してある板の向こうをよじ登れば、うっすらと踏み跡がある。はっきりしない踏み跡をたどって登れば、鹿除けネットを越えて沢沿いとなり踏み跡はほとんど見えなくなった。GPSレシーバーがきちんと測位をしていることを確認しながら、適当に目星をつけて進む。GPSレシーバーさえ働いてくれていれば、往路を元に返ることができるのだ。 また、初めてのコースだが、舟木山からやや後山よりの地点で縦走路に合流することがわかっているので、その辺りに目標を定めGPSレシーバーにウェイポイントを設定しておいた。水平距離にして1km弱。この数値が減っていくことが目安となる。 沢沿いから左岸の尾根に上がり、またしか避けネットを越えると植林の中のはっきりとしたトラックになる。それまでは足下が悪かったが、やっと押して登れるようになった。担ぎは苦手なのだ。 植林をぐんぐん登っていくと、「下山道→」とかかれた道中唯一の案内板がある。狙い通りのルートであることを確認する。舟木山への水平距離も順調に減っている。 途中、倒木や木の枝が張り出して道をふさがれている区間に閉口する。ハンドルバー、ブレーキレバー、ペダル…。自転車とは、何と引っかかりやすくできているのだろう。 標高1200m付近から植林の中の急斜面となる。まさに胸突き八丁。直登からトラバースにかわり、また倒木がいやらしく行く手を塞ぐ。 それでもすぐ上を見上げれば明るく空が開けている。あそこが稜線だ。 最後の最後にチシマザサのブッシュに突入。チェーンとギアの間やスポークにからみついて前に進めない。笹を掻き分けもがきながら稜線の縦走路に到着。「鍋ヶ谷林道終点へ」という案内板が地面におかれていた。実際には林道終点ではないので要注意。 |
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| 稜線が近づく | 舟木山の東60m地点に出た | 後山の頂 |
| 快適な縦走路 |
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紅く色づいた木々の向こうに後山が大きい。何はともあれ、最高峰へピストン。乗ったり押したりしながら鞍部を越える。 後山の頂は余り広くない。今日は霞が濃くて余り景色が見えない。10日も晴れが続いているもんなぁ。縦走路や、ちくさ高原スキー場などが見える程度。 パンを食べたら、さあダルガ峰までの長い縦走のスタートだ。まずは、舟木山まで来た道を引き返す。最初の急坂は安全のために押し、鞍部を乗車で越え、舟木山への登り返しも押す。 舟木山は登山道の出合からわずか60mほどだった。看板が立っているだけの山頂。 その後は林の中に入り、乗車率も高まる。いい感じ、いい感じ。MTBのためにあるみたいな道。しかも今日は平日なので誰もいない。まさに独走だ。前方のなだらかな駒ノ尾山は順調に近づいてくる。 舟木山からは下り貴重だが、ちょっとした登り返しからまた下りに変わったところで地図を見る。そこが、鍋ヶ谷山だった。 小さな鞍部を越えて駒ノ尾山への緩やかな登り。笹に覆われた開けた雰囲気だ。山頂へは縦走路から少し西に行く。縦走路の中央に位置して展望にも恵まれている頂だ。中央に石の柱が立ち、その回りに石が円形におかれている。その石に腰掛け少し休憩。 出だしの階段を押して下り、その後は中央の水で掘れた溝に注意しながら乗車で縦走路へ。ここからは以前にダルガ峰からピストンしたことがある。 駒ノ尾からしばらくは快適に乗車できる区間。その後、林の中の激下り。しかも、木が倒れたり溝が掘れたりして荒れている。 そして下り終えると乗車で大きな鞍部に到着。大海里谷というそうだ。この鞍部からは兵庫・岡山両県に下れる。クルマを止めた駒ノ尾登山口へと下ることができるようだ。 そこからは、地図では1206mピークを越える形で道が描かれているが、実際には岡山県側にピークを巻く形となる。しばらくは水平で乗車できるはずなのだから、ここがすさまじい倒木の連続。5m置きにハードルが置かれているようだ。 倒木が落ち着いたと思ったら、今度はダルガ峰への激しい登り。最後の短い登りを越えると、林の中の緩やかな道。ダルガ峰はその名の通り緩やかでピークがどこかわからない。 ダルガ峰を越えると道は二またに分かれ、ちくさ高原スキー場方面には右に直角に曲がる。 そしてGPSレシーバーに注目。2年前に来たときのウェイポイントが近づいてきた。何の目印もないところから、GPSレシーバーのメモリの内部にマーキングしたウェイポイントを便りに、東側の林の中に突入。しばらくするとうっすらと踏み跡が見えてきた。この林を200mばかり行くと植林の伐採地に出るのだ。そしてそこからは重機専用のダブルトラックが使える。 足場の悪い踏み跡をMTBを押したり担いだりしながら進み、伐採地に到着。 2年前駒ノ尾までピストンしたときの登りにこのルートを使い、GPSレシーバーでとった軌跡をパソコンに保存。それからウェイポイントを作ってGPSレシーバーにマーキングして置いたのだ。これらなら、「基準が統一されていなくて様々な目的のものが混在するマーキングが招く道迷い遭難」(羽根田治氏)だとか、景観を損ねるとか、勝手に誰かにはずされるとかいった不具合はない。 |
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| 縦走スタート | 駒ノ尾から後山 | 巻き道は倒木の連続 |
| ダルガ峰から大荒れの植林作業道で下山 |
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さて、伐採地で折り重なる遠くの山の景色を見て一息ついたら、下山開始。ガサゴソという音のする方を見たら、大きな角を付け足しかが林の中に消えた。普通乗用車には走行困難なダブルトラックだが、MTBにはもってこい。…のはずだったが。ひどく荒れた道だった。2年間で、大型台風の連発、梅雨末期の前線活発化など度々大雨による災害に見舞われたからだろう。谷筋へと下るに連れて道が荒れていく。溝が掘れたり、土が流されてガレていたり。とうとうMTBでも乗車不能になった。以前は、下の方ほど整備されていたのに。 大方を押して下り、最後のコンクリート舗装でやっと乗車できた。そのコンクリート舗装の道でパーキングスペースの真っ正面にドンピシャ。 最後の作業道が乗車で下れなかったのが残念だが、いいコースだった。縦走路はMTBにとってすばらしい道。先週の那岐山縦走路と比べ、展望では劣るが、MTBでの楽しみはこちらの方が上だ。 登りルートは松の木公園からよりも短く、担ぎの駄目な私には今日のコースはずいぶん助かった。 そして、今日もGPSレシーバーが大活躍だった。 帰り道は、三室山方面に北上し大通峠を越えて鳥取県若桜町へ、たくさんの鹿を見ながら抜ける。この時期の雄鹿は立派な角をつけている。そして、戸倉峠を越えたら、あとは朝のルートを逆戻り。朝の南回りより、若桜経由の方が距離は若干近いようだ。ただし、大通峠の道は狭く曲がりくねって平均時速が落ちて、時間的にはほぼ同じ。 |
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| 林を抜けて伐採地へ | 作業道は大荒れ | |
| →電脳徘徊へ | ||