ハチ高原の稜線散歩
◎鉢伏山→高丸山→霧ヶ峰(6月21日)
 今年の4月3日、山スキーで氷ノ山のブン回しコースを滑った。ロープの張られた岩場もある険しいコースだがハチ高原に近づくに連れ、山容は優しくなだらかなものとなったことが印象的だった。
 そして6月、同じ日に何とMTBでブン回しコースをたどったという2組のレポートがネット上に上がった。偶然にも同じ自転車店に出入りする人同士だったらしい。
 まず、片方はブン回しに行く前に鉢伏山に上がり、鉢伏西尾根からブン回し尾根に入り氷ノ山東尾根を降りるという激しいコース(詳しくは「ロールアウト」の「遊び仲間のレポート」)。もう一組はおなじみ「山であそぼっ!」のやまあそさんたちが、氷ノ山東尾根からブン回しへの我々と同じようなコース取り。
 ロールアウトの方はかつてスキー場のコースで個人的に気に入っていた鉢伏山西尾根ツアーコースをたどっていること、やまあそさんの方は最後に大久保に下るシングルトラックが興味津々で、それらをつないでなだらかなハチ高原の稜線をMTBでたどってみることにした。
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【期 日】2006年6月21日
【山 名】鉢伏山(はちぶせやま)[1221m]、高丸山[1080m]
  (但馬;兵庫県養父市関宮町、香美町)
【行 程】[ ]内はGPSによる標高データ(単位:m)
 関宮町大久保民宿街[662]13:49 - 14:16ハチ高原[867] -
 14:42林道出合[1053]14:49 - 15:20鉢伏山[1224]15:57 - 16:28千石平[1050]
 16:36高丸山[1079] -16:40小代越[1028] - 16:48霧ヶ峰[1058] -
 16:51「1019」鞍部[1030]17:28 - 17:50大久保
【距 離】16.1km
【用 具】MTB(TREKTREK6500)ブロックタイヤのオフロード仕様
【天 候】曇のち霧、そして雨(ーー)
【タイム】4時間01分(実走時間:2時間49分)
【速 度】平均:4.4km/h
【地 図】昭文社 山と高原地図59 氷ノ山 鉢伏・神鍋 (5万分の1)
【メンバー】はいかい(単独)
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鉢伏山の頂へ ケルンのピークからリフト山頂 ハチ北を見下ろす
 丹後から1時間半、養父市関宮町大久保の民宿街にクルマを停める。近くにはスキー場への登行リフトがあり、冬なら有料駐車場だ。
 スキーシーズンには下山コースとして利用される車道を登る。ひと登りで広大なハチ高原だ。なだらかな草原が広がり、西日本には珍しい牧歌的で開放的な雰囲気がある。道路やスキー場施設の維持・補修の工事が行われていたり、どこかの学校の野外活動なのかたくさんのジャージ姿の学生たちの声がしたりで賑やかである。
 小学生とその引率の先生たちと挨拶を交わしながら高原を横切り、さらに林道を登り、鉢伏山の東、高坪山との鞍部にある林道出合へ。朝の日差しは昼前から広がった雲に遮られ、さらには高原に吹く風のおかげでわりと涼しく快適だ。学生たちは千石平の方に登っていてこちらは静か。
 林道出合で休憩したあと、鉢伏山頂へ向けて、登山道の登り。所々階段があるが、自転車を押してひと登り。なんだか賑やかな声が聞こえてくるなぁ、と思ったら山頂手前で学生の大群と出会った。千石平から山頂を経由して林道出合へと向かうようだ。
 「自転車、凄い!」「お兄さん、がんばって」という声援を受けるが、その向こうに見える大変な数の軍団におののきケルンのあるピークへと避難。団体が去るまでここで待つことにする。
 30分近く待って、ようやく山頂が静かになった。ケルンのピークから一ノ沢の鞍部を越えてスキーリフトのかかる山頂へ。
 氷ノ山は徐々に霞んでいき、山頂小屋は大久保から見たときよりぼやけている。こしき岩、赤倉山、赤倉ノ頭、布滝ノ頭、氷ノ山越と続くブン回し尾根を見て、スキーで滑った2ヶ月半前に思いを馳せる。しかし、ここをMTBで行くとは、驚きだ。
 氷ノ山を眺めたり、ハチ北高原を見下ろしたりしていると、犬を連れた2人組が上がってきた。林道出合にクルマを停めているのだろう、非常に軽装だ。
 山頂をあとにして、「西尾根ツアーコース」へ。かつてのスキーコースだ。出だしは、一ノ沢コース(現在の「ハイランドビューコース」)に負けない急斜面。斜面の真ん中に登山道があるが、ガレている上に、土が水に削られて階段を組んでいる丸太が浮いて歩きにくい。MTBを下ろすのが大変。
 勾配が落ち着いてきたら少し乗れる。そして登り返し。このコース、「ツアーコース」と名が付くだけあり、途中に登りがあるのだ。スノーボーダーにとっては不評に違いなく、それがこのコース閉鎖の一因かも知れない。
 登りはすぐに終わりなだらかなピークを越えて下りとなる。ここからMTBが戦力となる。
 徐々に天気は下り坂で、稜線がガスに覆われてきた。氷ノ山はおろか、今までいた鉢伏山も見えなくなってしまった。
 千石平は2本のリフトが発着場があり、職員が設備の整備作業中だ。
 彼らの脇を爆走して高丸山へ。斜度がきつくなってきたら押し。2本のリフト降り場を越えてガスに覆われた高丸山の頂上へ。雪が積もっていれば、ホワイトアウトだ。
 小代越への下りは、丸太の階段なので押す。勾配が緩くなれば乗車で、次のピーク霧ヶ峰はなだらかなので乗車のまま登る。文字通りの霧ヶ峰だ。
 ここはスキー場のエリア外で、ガスの切れ間から見える広くなだらかな草原にはリフトなどの施設はない。鞍部の向こうの草原の中に、このあと下るシングルトラックが見えてきた。
鉢伏山頂から西尾根コース 小代越え まさしく霧ヶ峰
 1019鞍部を越え、少し大平方面へと登ってみる。ボードー杉を見に行こうかと思ったのだが、ガスのため辺りが暗くなってきたので、登りにめげて引き返す。あっという間に分岐まで下り、「大久保」と示された案内板にしたがって草原の中の道へ右折。最初は緩やかな下りだが、途中から激下りに変わって押し。さらに、小雨も降ってきた。ボードー杉まで行かなくて正解。
 林間には行ってしばらくしたら勾配が落ち着いてまた乗車可能。林間は周囲がすべて緑だ。
 乗れたり乗れなかったりを繰り返しながら、広葉樹林が杉林へと代わる。杉林を越えると畑に出たが、道は石がゴロゴロした沢の中へと入っていく。地図を見ていると、「こっちだよーっ!」と下から声がした。沢の中で作業中の人が声をかけてくれた。何か獲っているのだろうか。
 沢の中の石の上を自転車を担いで行くとすぐにコンクリート舗装の道に到着。あとは、自動的に集落へ。
 クルマに着いたとたん、ほぼ止みかけていた雨がまた強くなり、クルマで走り出したら土砂降りの夕立となった。
草原の道から 林間の道を下り 大久保集落へ
◎鉢伏山→高坪山→東鉢伏スキー場(6月28日)
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【期 日】2006年6月28日
【山 名】鉢伏山(はちぶせやま)[1221m]、高丸山[1104m]
  (但馬;兵庫県養父市関宮町、香美町)
【行 程】[ ]内はGPSによる標高データ(単位:m)
 関宮町別宮ハイパーボウル東鉢[730]13:52 - 14:17ハチ高原[860] -
 14:43林道出合[1048]14:51 - 15:00高坪山[1107] -
 15:09HB東鉢ゲレンデトップ[1044]15:15 - 15:48別宮
【距 離】10.4km
【用 具】MTB(TREKTREK6500)ブロックタイヤのオフロード仕様
【天 候】薄曇だが日差し強し(^^)
【タイム】1時間56分(実走時間:1時間24分)
【速 度】平均:6.8km/h
【地 図】昭文社 山と高原地図59 氷ノ山 鉢伏・神鍋 (5万分の1)
【メンバー】はいかい(単独)
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葛畑から氷ノ山 霧の東鉢伏 このあと大転倒
 ハイパーボール東鉢(旧東鉢伏スキー場)の近くのキャンプ場の辺りにクルマを停めて自転車を組む。別宮の大カツラのところは、棚田がきれい。ひと登りでハチ高原。野外活動の小学生たちが賑やか。さらにもうひと登りで林道出合。鉢伏山頂はガスに煙る。
 小休止してから、先週とは反対方向、高坪山方面への登山道にはいる。ガレた登を超えるとすぐに乗りやすい道に。パラグライダーの出発地点から見下ろすハチ高原は箱庭のよう。
 ピークを越えると、杉林の下り。粘土質の地面は滑りやすいので、押して下る。
 乗れるようになるとあっという間に避難小屋。鞍部を越えて霧の東鉢ゲレンデトップ。5年前にハチからこちらへスキー縦走して以来だ。
 しばらくは、東鉢と隣接するスカイバレイとの境界の尾根を下る。
 スキー場の境界の尾根から、今度は東鉢のゲレンデの中の急な道を下る。
 石がゴロゴロした下りで、左にやや深く掘れた溝。制御不能になる前に一旦停止して体制を整えよう、と思った瞬間に前輪が左の溝に落ちた。すかさず車体は右に倒れ、体は右前方へ投げ出された!
 右肩から地面に叩きつけられ、景色が一回転。骨盤の右側面を打ち付けて回転が停まった。ひざまずいた状態で、体を起こししばし右の肋の痛みに耐える。左腕で右肩周辺を触ってみるが、幸いどこも折れてはいない。とりあえず間接も動くようだ。落ちたときに体が回転したのがよかった。
 自転車を起こして乗ってみる。右肩を中心にあちこち体が痛むが、走行姿勢はとれるし、ブレーキングもできる。
 その先の急なコンクリート舗装の下りは、押して下る。歩いていても足がずり落ちるほどの急斜面。
 勾配が落ち着いたらあとは、一気に駐車地点へ。
 しかし、体のダメージは大きかった。クルマのトランクに納めるため、MTBを持ち上げるのにも一苦労。首の痛みもあり、座っていても横になってもどこかが痛むかどこかに力を入れなければ成らず、リラックスできる姿勢がない。また、寝たり起きたり、寝返りを打ったりする度に痛み、その夜はほとんど眠れず、次の夜からも寝返りの度に目が覚める始末。
 首の痛みは2日で消えたが、点灯の前風邪気味だった状態が夜眠れないために悪化。頻繁に咳がでるようになった。咳の度に右肩付け根のあばらに激痛が走る。鼻水が出ても、痛くて思い切り鼻をかむことができない。夜も、寝返りの度、咳の度に目が覚める。
 こんな日が10日ほど続いた。
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