静かな晩秋 山城の万灯呂山と大正池
 秋が暖かすぎて紅葉が駄目だった2004年。一番晩秋らしかったのは11月13日の宇治川・木津川ツーリング。そのときのパートナーいさなごのぼる君と、今年も計画を進めていたのだ。
 しかしこの秋、各メディアは京都!京都!京都!紅葉!紅葉!紅葉!と大変な騒ぎ。そういえば、去年は台風や地震の報道に隠れていたが、大河ドラマ「新撰組」の影響もあって京都を訪れた人は去年も多かった。
 まあ、そんな喧噪を後目に、静かな紅葉スポットを含む、京都盆地よりやや南のツーリングレポートのスタート。
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【 山 名 】万灯呂山(マンドロヤマ) (303m):京都府井手町
【 日 時 】2005年11月26日(土)
【 行 程 】[ ]はGPSレシーバーからの標高データ
京都府城陽市上津屋橋(流れ橋)[23]11:50 - 12:35山城大橋[33]12:59 -
 13:07井手町山城多賀[34] - 13:11谷川ホタル公園[35]13:34 -
 14:22万灯呂山(大峰)[296]14:57 - 15:48大正池[300]16:09 -
 16:11田村新田[288] - 16:25上井手[111] - 16:50山城大橋 - 17:27上津屋橋
【距 離】41.3km
【速 度】平均:13.9km/h 最高:42.6km/h
【タイム】5時間37分(実動時間:3時間13分)
【地 図】昭文社 ツーリングマップル5 関西2003年版 p46
【天 候】晴(^^)
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◎アプローチ
 朝7時半、丹後を出発。実は予定よりも1時間遅れだが、相方は気心が知れているので許してくれるだろう。
 有料道路は使わず、裏道抜け道多用で京都市内へ。洛西からいったん長岡京へ出て、淀で京都市に戻り、その後久御山、城陽というルート。
 クルマは多めだが、朝の内なので流れている。
 長岡京に入ったところで、クルマを停めていさなごのぼる君に集合時間の連絡。すると、目の前の道路が見る見る大渋滞。
 すぐ先に、光明時という寺があり、駐車場が満車になった模様。実はその日の朝刊で紹介されるほどの、紅葉見物のお寺。周囲の空き地を借りて用意された特設駐車場も含めて満車。
 さらにその先、淀の競馬場周辺でも混雑。こちらは、競馬開催日のため。
 というわけで、城陽の木津川にかかる流れ橋(上津屋橋)には、当初の予定よりも1時間以上遅れて11時過ぎに到着。一足早く、宇治から自走でいさなごのぼる君も到着済み。
◎木津川沿いサイクリングロードで山城多賀へ
 まずは、流れ橋を渡って左岸(西側)の自転車道を南下。
 ところで、1年前は台風の被害で、まるでメビウスの輪のようにねじれていた流れ橋だが、現在は復旧済み。
 自転車道は、人通りが多い。ロードレーサーでかっとんでいる集団、ウォーキング、ジョギングの人たち。クルマが来ないので安心だ。
 木津川の流れ、河川敷の茶畑、自転車道沿いの色づいた木々を見ながら45分ほどで、山城大橋到着。
 クルマのいない道から、クルマが主役の山城大橋を渡り、右岸へ。以前来たとき山城多賀の駅周辺にはあまり店がなかったことから、R24を城陽側に北上しコンビニで行動食や飲み物を補給。ところが、山城大橋に戻って山城多賀に向かうとすぐにコンビニ発見。そういうものである。ただし、それが今日のコースの最終コンビニであった。
 実は今日のコースは、城陽に住む別の友人、青波ごん太君に7年前につれてきてもらったものである。あのときは、山城多賀駅から玉水駅まで徒歩だったが、今日は自転車である。
 懐かしい雰囲気のする山城多賀駅周辺の家並みを抜け、案内に従って万灯呂山へ、つまり東へ方向修正。
◎フルーツラインで万灯呂山へ
山城大橋から万灯呂山(中央) 万灯呂山手前 万灯呂山
 「山城多賀フルーツライン」と名付けられた道だが、その前に「谷川ホタル公園」でパンを食べる。木々は色づき、柿はたわわに実り、ススキの穂が揺れる、静かな、静かな里の秋である。
 「フルーツライン」の名の通り観光果樹園が並ぶ、細い山道である。今は柿の最盛期だ。また、斜面には茶畑も。
 龍王の滝は割愛して、標高約300mの万灯呂山展望台を目指す。万灯呂山といっているが、地図上では大峰というピークである。
 ぽかぽか小春日和のため上着を脱いだり、写真を撮ったりしながらのんびりいく。登っていくほどに紅葉が鮮やかになる感じだ。
 「ホタル公園」からおよそ50分で山頂。残念ながら遠くはかすんでいる。7年前には見えた京都タワーを探すが、ダメ。しかし、足下には木津川の流れ。その向こう側は同志社大学の田辺キャンパス。そして京阪奈丘陵が広がっている。
 山頂は公園化されていてクルマでも上がれるので、我々以外も数組の人がいるが、ほとんど気にならないくらいの広さである。暑くもなく、寒くもないのでのんびり過ごす。モミジやイチョウなどの植樹も赤や黄色で鮮やかだ。
◎アップダウンのダート道で大正池へ
大正池 水面に映る紅葉と水鳥
 30分ほどのんびりして、大正池を目指す。下り、そして舗装かと思っていたが、しつこくアップダウンするダート道だった。2人ともMTBだが、油断してスリックタイヤである。
 万灯呂山からしばし下った後のアップダウンは、登り貴重でとうとう万灯呂山よりも高い位置まで来てしまった。「大正池」の案内に従って、分岐を選び、ダートにうんざりしてきた頃にようやく水のほとりに出た。大正池だ。
 畔の遊歩道を行く。風がなく静かな水面に赤や橙の紅葉が映っている。そこを水鳥が泳ぐ。何とも美しい風景だ。なのに、人は非常に少ない。
 大正池は、ダムによってできた人造湖で、7年前には周辺の公園整備のためか水が抜かれ、周辺は工事中だった。今は、遊歩道など整備され、さらに建設中のバンガローが見られる。
◎山吹ハイキングコースで夕暮れの木津川へ
田村新田 夕日の上井手 残照の木津川
 ダムの堰堤を越えて、府道321号線へと合流。後は玉水まで約7kmの下り。「山吹ハイキングコース」だそうだ。前回はこの歩きが最後にこたえたが、自転車なららくらくだ。
 静かな田村新田の里を過ぎ、谷あいの道を下る。左手の山にはモミジ。木によって色合いがずいぶん違う。写真撮影のついでに、中間着を着込む。道路脇には「山吹山」という看板。左手の山の名前だ。
 玉水の住宅街まで下れば、風が暖かい。向かい丘陵に夕日が沈もうとしている。
 小野小町塚あたりで山城古道へ入ってみるがすぐにわからなくなってしまった。
 クルマの多いR24が嫌で、府道70号線で山城多賀へ。その後は、往路の自転車道とは対岸、右岸の土手の上の道で北上。時間帯のせいか、たまに犬の散歩の人に出会う程度で、自転車も人も少ない。クルマもこないし安心して走れる。残照に右手のR24の街明かりが映えて幻想的ですらある。上津屋橋まで戻れば、辺りはもう薄暗かった。
 いさなごのぼる君とはそこで別れ、その後京都駅周辺まで電車で移動して買い物。また城陽に電車で戻って、青波ごん太君の家で過ごして、深夜になってから丹後へ帰る。午前様になってしまった。
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