| 秋の宇治川“都会の川下り” |
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| まずはスタート準備 |
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| 9月2度目の三連休の初日、23日はかつての同僚とグリーンスタジアム神戸。熱狂的な阪急ファンの青波くんとの年に一度の野球観戦。 夜は、その青波くんの家(城陽)に泊めてもらい、翌24日は朝から宇治の友人いさなごのぼる氏(高校時代の同級生)と8時に大久保駅の近くのコンビニで待ち合わせ。昨年11月に途中まで試みたが、しきり直しとなった宇治川下りを決行するのだ。 まずは、私のクルマをゴール地点に回しに行くのだ。桂川、宇治川、木津川の三川が淀川となる地点に設けられた「淀川河川敷公園」駐車場が無料で利用できるのでありがたいが、時間外は入り口がゲートで閉ざされてしまう。昨秋は、クルマの回送中にこのタイムリミットに間に合わない状況となり、川下りスタートを断念した。何せ、当日の朝丹後を出発し、1台のクルマと自転車ですべてをこなそうとしたのだから。 今日は、事前の準備のみ、いさなごのぼる氏のクルマも利用させてもらう。 ところが、淀川河川敷公園のゲートオープンが9時であることに気づき、途中のコンビニに急遽停車。食料や飲み物の買い出しと、荷物の積み替えを先に行い、後は久しぶりに会う友人と雑談して過ごす。 9時ちょうどに淀川河川敷公園には入り、いさなごのぼる氏のクルマ1台でスタート地点の天ヶ瀬ダムへ。 ダムの少し下流で荷物を下ろして、私はファルトボートの組み立て、いさなごのぼる氏はクルマを自宅に返しに行く。日中はいさなごのぼる氏のパートナーが使うんだそうだ。 約1年ぶりのファルトボート組み立て。小一時間の格闘を終えてホッと一息ついていたら、自転車に乗り換えたいさなごのぼる氏がやってきた。いいタイミングだ。 *********************************************************************** 【期 日】2005年9月24日 【行 程】 天ヶ瀬ダム11:01 - 11:35塔ノ島 - 12:02宇治市槇島の中州12:23 - 13:13観月橋 - 14:22京都府八幡市淀川河川敷公園 【車 種】MTB(TREKTREK6500)スリックタイヤのオンロード仕様 【メンバー】いさなごのぼる氏、はいかい 【距 離】16.1km 【速 度】平均:6.5km/h 【タイム】3時間21分(実漕時間:2時間32分) 【地 図】国土地理院5万分の1「京都東南部」「京都西南部」 【参考文献】山と渓谷社の「リバーツーリング55マップ」 【天 候】晴(^^)日焼けヒリヒリ *********************************************************************** |
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| 天ヶ瀬ダムから宇治塔ノ島へ |
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| 天ヶ瀬ダム下の出発点 | サギの水先案内 | |
| 11時、ライフジャケットを着込んで流れに漕ぎ出す。およそ6〜8km/hで流れている。 この辺りは市街地に近いが、緑が豊富で、釣り人、ウォーキングをする人、また川原で弁当を食べる人で賑わっている。去年の11月には紅葉の赤や黄色が楽しめたが、今日は彼岸花の紅である。 釣り人が垂らす糸を避けながら下っていく。ダム下はそこそこ流れがあっておもしろい。川下り2回目のいさなごのぼる氏は1級程度の瀬にかなりビビっている。 すぐに両側の景色は開け、流れの中央に大きな中州が迫ってきた。塔ノ島だ。数々の国宝が納められ、またそれ自体が世界遺産の平等院の裏手にあり、この辺り一帯が公園のように整備された、大観光地である。もちろん塔ノ島には両岸から橋が架かり人々の憩いの場となっている。 塔ノ島と左岸の間、つまり平等院側は、堰で仕切られた遊覧船の運行区間なので、我々は右岸側を行く。右岸と塔ノ島の川縁に腰掛けて弁当を食べている人から珍しそうな視線を送られる。 赤い色をした平安調の橋をくぐり、塔ノ島を過ぎると宇治橋。浅瀬になっていて波が立っている。橋の上や左岸の道路には、信号待ちのクルマが列をなしているので注目の的。転覆したら一世一代の大恥だ。 沈こそしなかったが、座礁してしまった。さらに、数回船底を擦りながら通過。この辺りが本日の行程の中で一番流速があり、13km/hを越える。 |
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| 都会の川ガキと観月橋 |
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| その後は、河川敷の向こうにマンションなどが見える区間。携帯電話を取り出して、Blogの更新作業を行おうとするが、たびたび1級かそれに満たない瀬が現れて、写真を撮ったがコメントがなかなか打てない。まだ、いさなごのぼる氏は流れの方向に船体を保つことができないので、ひとりで瀬をまかすのは不安だ。 また大きな中州が現れた。山と渓谷社の「リバーツーリング55マップ」のガイド地図のコピーを見て、左岸を選択。川幅が狭まり流れが速い。川岸には海水パンツ姿の小学生の男の子達がいた。都会の川ガキだ。「水は汚くないんだろうか」という懸念をしてしまうが、むしろ中途半端な田舎の川よりも下水が行き届いている分きれいなのかも知れない。 彼らは川で泳ぐというよりも、速い流れの中に飛び込んで、その中に身を委ねてスリルを楽しむというもの。人間ラフティング、いや空身のボディボードとでも言おうか。野田知佑氏は著書の中で「最近では子どもが川で遊ぶことを禁止され、大人になってからカヌーなどをやってあっさり命を落としてしまうケースが増えている」と言っているが、確かに今目の前にいる子どものような経験をしておけば、そう簡単には川で命を落とさないようにも思う。 我々はというと、いさなごのぼる氏にパドルを任せてみたら一瞬にして巻いた流れに翻弄されて180度回転し、中州側に寄せられてしまった。立て直すのも面倒なので中州に舟を着けて上陸。小休止だ。 宇治橋で座礁したときに立ったり座ったりして舟に水が入ったので、水抜きもここでしておく。 その後も雑草に覆われた河川敷を両眼に見ながら、時折釣り人の垂らす糸を避けて進む。宇治市から伏見区へ入る辺りで、同士を発見。一人乗りのポリ廷が、ロールの練習などをしている。手を振って通過。 市街地が両岸に迫ってきたら、停泊する屋形舟群が見えてきた。観月橋だ。またも橋の上の列をなすクルマから視線を投げかけられる。やや流れが速いが瀬というほどでなく、落ち着いて通過。その後は近鉄電車の鉄橋をくぐる。 数年前までは観月橋の近く、今は宇治市内に住んでいるいさなごのぼる氏は、日頃から見慣れた川を今日のような視点から眺めるのは新鮮で、なかなか面白いようだ。誘って良かった。 観月橋を越えると右岸に三栖閘門。天瀬ダムができてから土砂の供給が途絶え、宇治川本流の川底が下がってしまったため、支流との落差が生じてしまった。そこでこうした水門が作られたとのこと。三栖閘門の向こうは伏見港公園だ。また、他の場所でも支流からの流れこみは、滝のようになっている。 |
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| 塔ノ島を過ぎ宇治橋へ | 屋形舟と観月橋 | 淀川河川敷公園に上陸 |
| そしてゴール |
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| その後は、流れも緩く退屈な区間。雑草の緑の河川敷は景色の変化が少なく、かえって道路や市街地が迫っている区間よりも退屈である。さらには、舟の周囲の川面があぶくだらけ。ここで沈したら最悪だ。 第二京阪道路、国道1号線と橋を一つずつカウントダウンしながらゴールを目指す。Blog更新もとっくに完了してしまった。それでも後でGPSレシーバーのデータを見れば、6〜7km/hとコンスタント流れだった。人間の感覚というのはいい加減なものである。 「あれは競馬場か」と地図を見ていたいさなごのぼる氏が右手を指す。川原の向こうはオープンスペースの雰囲気で、一定の間隔で照明灯が立っていた。 淀大橋、京阪電車の鉄橋、京滋バイパスをくぐると、木津川、桂川との合流地点までわずか。さあ、最後の御幸橋を潜ったら上陸地点を探そう。地図を持っているいさなごのぼる氏に、淀川河川敷公園は左岸であることを確認してもらう。 釣り人をかわし、その下で左岸が入り江状になり、流れが緩く岸が浜になっている格好のポイントを見つけ、岸に着ける。ここで、14時過ぎ。ただし難点は急な土手が立ちはだかっていることである。 とりあえず空荷で登ってみると、なんと駐車場にドンピシャ。天ヶ瀬ダム周辺と同様、釣り人などで結構にぎわっている。木津川桂川自転車道があるので、サイクリングやウォーキングの人も多い。 クルマをできるだけ近くに寄せ、パドルや荷物をはずして空になったファルトボートをリレー方式で駐車場にあげる。そのまま舟をルーフに積んで出発。結構日差しが強くて、腕や脚がやけた。顔も真っ赤だ。 途中のコンビニで冷たい飲み物を仕入れてから、天瀬ダムへ。いさなごのぼる氏の自転車をルーフのファルトボートの隣に立てる。積み込み作業中に後ろから「こんにちは」と声がかかる。フールにポリ亭を積んだクルマの男性だ。すぐ下の吊り橋のところで遊んでいた、とのこと。「こちらは三川合流点まで川下りでした」と答える。 夕方の混雑する宇治市内を通り、いさなごのぼる氏の家で休憩。シャワーを浴びさせてもらい、お互いの本日撮影のディジタル画像を交換して、19時前に出発。 夜には寒気が入り、福知山付近は時雨模様。これからの季節は、京都府の南と北で明暗を分ける。福知山でのラーメン休憩を経て、23時帰丹。 |
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