三嶽から篠山を見下ろす(兵庫県篠山市)
 先週の氷ノ山に続く、平日半日山行き。
 これは、'92年に発売の「関西MTBツーリングブック」(山海堂)に紹介されているコースである。また、「サイクルスポーツ」誌の、同年11月号の「読者がレイアウトしたオリジナルコースを走る旅(編集者が同行取材)」という企画に、「関西MTBツーリングブック」の著者であり、MTBツーリング集団「ノーステイク(“北摂”の直訳)」代表の新川氏が編集者を連れてこのコースをたどった記事がある。担ぎのあるかなり厳しいコースとして紹介されていて、当時の私には「自分の能力を超える難コース」という印象だったが、いろいろ経験を積んだ今「半日コース」と思えるようになってきた。
 というわけで、午前中の勤務を終えて、12時半過ぎに職場を抜け出す。
 福知山を超えて、三和からR9をそれて草山温泉へ。これからMTBで登る峠、大タワを反対側から越えて篠山盆地の北の縁「瀬利」までクルマで2時間。
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【期 日】2005年6月14日
【山 名】三嶽[792m]多岐アルプス
【行 程】[  ]はGPSレシーバーからの標高データ
 兵庫県篠山市瀬利[235]14:47 - 15:34大 山定[492]15:45 -
 16:54三嶽山頂[799]17:02 -18:38奥畑[299] - 18:43瀬利
【車 種】MTB(TREKTREK6500)ブロックタイヤのオフロード仕様
【メンバー】はいかい(単独)
【距 離】18.7km
【タイム】3時間56分
【地 図】国土地理院5万分の1「篠山」
【参考文献】関西MTBツーリングブック「関西」山海堂
【天 候】晴(^^)
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火打岩付近 廃材利用の階段 ロープのかかる登り
山頂の石室 山頂直下から篠山盆地 馬の背のような尾根
◎多紀アルプス「御嶽」(篠山市)
 半日の軽装備で、今来た道を大タワへ登る。のどかな山裾の風景の中を走る。田んぼの中の民家は、木々や花壇に囲まれている。炭焼きの窯もあった。
 これから登る御嶽や、大タワを挟んで対峙する小金ヶ嶽はまだまだ高くてうんざり。
 舗装路を標高差300m弱登って大タワ。今度は登山道をほぼ同じ標高差分登らなければならない。
 参考文献には、落差の大きな丸太の階段がきつい、と書かれているが、段差の途中に木の足場が設置されその落差を半減してくれているのがありがたい。よく見ると、戸がはまる溝があり、鴨居か敷居だった木材であることがわかる。「バリアフリー&リサイクル」という言葉が頭に浮かぶ。
 MTBを担ぎ、笹をかき分け登る。金属のフレームを直に担ぐと肩が痛い。何か緩衝剤になるものを持って来るつもりでいたのだが、忘れていた。
 勾配が緩くなり階段が終わると山頂は近い。まず、石室と露岩のあるピークから鞍部を越えて、電波の鉄塔のある山頂へ。ここで一休み。
 鞍部に戻って、分岐を南にとる。しばらくは岩場もある急な下り。MTB乗車は無理。
 しばらく降りて、登山道を少しそれると絶壁につきだし展望抜群の露岩がある。「MTBツーリングブック」にも「サイクルスポーツ」誌にも大きく写真が使われているこのコースのシンボルだ。篠山盆地やその向こうの六甲の眺めがすばらしい、のだが今日は霞んで展望はいまいち。篠山盆地の展望が精一杯。
 急な下りを経て、やっと乗れそうな区間にやってきたが、勾配によって乗ったり降りたり。大岳寺跡を過ぎ、徐々に乗車可能区間の割合が増してくる。途中にはやせ尾根の両側が崩落した区間(足下も滑りやすく、ここは押してクリア)があり、その後下るにつれ倒木が多くなって不快感が増す。
 火打岩へ下る道を左に分け、そのまま南へと進むが、ここからはさらに大荒れの登山道。枝の茂った倒木で塞がれた道をMTBを携えて越える。これを幾度となく、10数メートルおきに繰り返す。また、登山道脇が崩れているところも数カ所。多くのハイカーは火打岩方面のルートをとるので、こちらは昨年の台風連発の被害から復旧していないのだろう。
 「いらなくなったオートバイ、耕耘機、草刈り機ありませんか」とちり紙交換ならぬエンジン物の回収業者のエンドレス再生音とそれに呼応する犬の鳴き声が聞こえたら、下界は近い。最後は林道となって、集落に降り立つ。
 阪神地方のベッドタウンとなっているのか、新しい造りの住宅が多い。農作業から帰宅する老人に挨拶すると、にっこり笑って返事が来る。
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