| 鳩鍋ノルディック |
||
| 丹後の國の最高峰で、鬼伝説の残る大江山連峰。毎シーズン、一度は滑っている山である。 しかし、近年慢性的な雪不足のため、良い条件と動ける休日が重ならない場合がある。そして、今シーズンは問題発生。丹後からのアプローチルートである、府道6号線の宮津市内が昨秋の台風23号の大雨で土砂崩れ。未だ復旧の見込みは経たず、大江山スキー場は今シーズンの営業を断念。南の福知山市や大江町方面からのアプローチは可能だが、ずいぶんと回り道をしないといけない。今年はもうあきらめようか。 しかし、2月早々の大雪で目が覚めてしまった。行かねば!例年はアルペン山スキーで行っているコースだが、今年はウロコ付きバックカントリーのノルディックスキーで行くことにする。 *********************************************************************** 【山 名】鍋塚[763m]、鳩ヶ峰[746m](大江山連峰;京都府加悦町、大江町) 【日 時】2005年2月5日(土) 【行 程】[ ]内はGPSによる標高データ(単位:m) 大江町 千丈ヶ原[418]10:08 - 11:22鳩ヶ峰と鍋塚の鞍部[605]12:05 - 12:42鳩ヶ峰山頂[750]12:48 - 13:19鞍部[642] - 14:17鍋塚山頂[765]14:23 - 15:13鞍部[645] - 15:55千丈ヶ原[429] 【距 離】約10.7km 【天 候】曇時々雪(^^) 【地 図】2万5千分の1 大江山 【用 具】エッジ付きクロスカントリースキー(190cm,73-63-69), 【メンバー】はいかい(単独) *********************************************************************** 8時に自宅を出発。今シーズンは今まで地元のお散歩程度ばかりだったので、午前中に家を出るのは初めて。 丹後半島から宮津市内を抜け、由良川をさかのぼり大江町を目指す。あ、買い出しをしようともくろんでいた舞鶴市志高のR175沿いのコンビニエンスストアが閉まっている。台風23号でこの辺りは水没したのだが、どうやらそのままこの店も復旧の見込みがないらしい。他にも廃墟と化したレストランも見られる。ちなみに、全国で大きな話題となったバスの水没はこの辺りで起こった。 買い出しをしないといけないので、大江町中心部まで足をのばしてスーパーに寄る。 大江町佛生寺の「大江町山の家」から先も台風で痛んだ道を迂回。 結局登山口の千丈ヶ原到着は10時前。先客の車は大型四駆車1台のみ。 |
||
| 雪質良好鳩ヶ峰 |
||
![]() |
![]() |
![]() |
| スノーシューの2人を見送る | 鳩ヶ峰山頂 | 雪の合間に加悦谷を見る |
|
支度を整えて10時過ぎに出発。天気は曇でこれから下り坂とのこと。 まずは、車道の除雪区間。ロッジの建ち並ぶエリアの分岐を右にとり(左は鬼嶽稲荷神社)、鍋塚林道へ。無雪期の登山口まで、しめて3km弱、標高差200mの車道歩き。この歩きのためにノルディックを選んだのだ。何せ、アルペンでのシール歩行のときにはこれに2時間くらいかかったこともある。 雪面に残るトレースはスキーやスノーシューのもの。スノーシューの方が新しい。スキーはもしかすると今日のものではないかも知れない。 これから登る峰を見ながら、柔らかくて軽い靴やスキーのおかげで1時間ちょっとで避難小屋のある稜線へ。この鞍部から南の鳩ヶ峰と北の鍋塚をそれぞれピストンする。 まずは腹ごしらえと小屋に入る。インスタントラーメンにお湯を注いでから小屋の外に出て写真を撮っていると、鳩ヶ峰から2人組が降りてきた。スノーシューのトレースの主らしい。 そして、千丈ヶ原にとめてあったクルマの主でもあると思われる。 小屋の前で立ち話。男性2人組で、1人は40代くらいで、1人はもう少し若そうな様子。年輩のほうの人が主に受け答えしてくれる。彼らは福知山から来たとのことで、毎週登っている そうだ。「福知山からなら例年と同じルートでアプローチできるんですよね」「ああ、丹後からの道は台風でやられたんでしたね」「そうです。さらに与謝峠も消雪システムもやられてい るんで今日は由良川沿いを来ました」という会話をする。また、私のスキーにも興味を示された。 林道を下山する彼らの背中を見送ってから小屋に入って腹ごしらえ。 そして出発。まずは軽い方の鳩ヶ峰で小手調べ。鳩ヶ峰の山頂には雪庇が付いている。こんなの初めて見た。 ああ、のんびりしているうちに空が暗くなってきた。天気は順調に下り坂。 先ほど下山してきたスノーシュー2人組のトレースをたどりながら登る。林間はふかふかの新雪。といいたいが、大雪から3日ほど経っているので若干固まりつつあるが、それでもまず まず。ラッセルの苦労もなく、程良い感じ。 落葉樹林帯を抜けると山頂は間近。また、その分風も強まってきた。山頂に着く頃には、その風に雪が混じり辺りはガスに包まれてきた。 手短に証拠写真を撮る。また、携帯電話でブログや知人宛に写真速報を送信するが、データが大きいのでなかなか…。でもそのうち空が明るくなり薄日が射してきた。 柔らかい靴のノルディックでは、アルペン山スキーのように自然の斜面でなかなかターンを決められないが、それでも圧雪されていないふわふわ感を感じながら滑る。 樹林帯で何度かコケながら鞍部まで下山。一時はそのまま下山しようかとも思ったが、雪が小康状態になったので鍋塚へそのまま登り出す。先ほどまですっぽりガスに覆われていた鍋塚が顔を見せてきた。 |
||
![]() |
![]() |
![]() |
| 雪庇のついた鳩ヶ峰 | 北斜面のため雪質はまずまず | |
| 鍋塚は悪雪との格闘 |
||
![]() |
![]() |
![]() |
| 鍋塚から鳩と千丈 | いつしかすれ違った登山者 | 林道から植林帯へ |
|
ノンストップでそのまま登り返す。シールの付けはずしの手間がないので楽なのだ。 鍋塚方面は鳩ヶ峰と比べてアップダウンがあり、多少険しい。途中の樹林帯も深いので、下りではコース取りに苦労しそうだ。 こちらは、先日の大雪以降、誰も来ていないようでトレースは全くない。 標高711mピークを越えて、最後に鍋塚本峰の標高差50mの大斜面を登る。ダイナミックな斜面であるが、南を向いているので雪はずいぶん悪化している。 樹林帯を抜けて斜面を登る。この斜面は低木がぽつぽつあるのみで、風を受けながら登る。シールなしなので、振幅の大きなジグザグにコースをとる。 山頂は、うっすらとガスがかかっているが、先ほどの鳩ヶ峰山頂ほどでなく周囲の峰が見えている。 早々に下り始めるが、悪雪に苦戦。風のせいか雪は薄く、昨日の暖かい陽気と今朝の冷え込みで、固めの氷版のようになったところが所々にあり、滑落の危険があるのであまりスピード は出せない。登りと同じく振幅の大きい斜滑降キックターンで大斜面をクリア。その後落葉樹に覆われた711mピークでも大苦戦。転倒を繰り返す。 ふと気付くと、自分以外のトレースがある。スノーシューだ。振り返れば今下ってきた大斜面にとりついている単独行の人影がある。樹林帯の中、雪上の明確な道はなく、私が転倒してもがいている間にすれ違ったのだろう。 鞍部に戻れば一安心。林道に付いたトレースを下るが、それだけでは飽きたらず、道路を逸れて植林帯へドロップイン。つづら折れの林道をショートカット。 登山口に戻れば、四駆車がなくなり、代わりに鍋塚に登っている人のものと思われる軽トラックが一台。 帰りは、寄り道なしで1時間15分で帰宅。例年のアプローチと10分ほどしか変わらないことがわかった。 |
||
| →丹野遊びMAPへ | ||
| →電脳徘徊トップへ | ||