| 蘇武トンネル開通記念「何が楽しくて…秋」 | |
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11月、蘇武トンネル開通のニュースを聞いた。但馬地方のど真ん中を南北に貫く但馬中央山脈の土手っ腹に風穴を開け、兵庫県日高町と村岡町を結ぶ、4km弱の大トンネルの完成である。 コウノトリをシンボルとして自然環境への取り組みが盛んな但馬地方ではあるが、結構開発も盛んであり、やることはやっているなあという感触をさらに強めたわけだが、そういう環境開発の産物のヘビーユーザーの私としては、やはり通り抜けておきたい。そういえば、日高の神鍋高原から山脈の稜線の林道へ上ったことはあるが、村岡側へ下る区間は未走であった。トンネルができたおかげで、山脈を大きく迂回しなくても周回できるようになった。 というわけで、小雨降る晩秋の空のもと、いざ但馬へ。 *********************************************************************** 【期 日】2003年11月16日 【行 程】 兵庫県日高町稲葉[764]14:30 - 14:41林道交差点(蘇武岳・三川山鞍部)[800] - 15:10村岡町[970] - 15:41日高町稲葉[652] 【車 種】MTB(Panasonic Mountain Cat) 【メンバー】はいかい(単独) 【距 離】16.2km 【速 度】平均:9.4km/h 最高:46.6km/h 【タ イ ム】2時間26分(実走時間:1時間43分) 【地 図】昭文社ツーリングマップル関西(2002年版) p19 【天 候】晴(^^) *********************************************************************** |
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日高町の東側を南から北へと流れる円山川に沿ってR312が通っているが、こちらももう一つ新たなトンネルが開通して混雑する町の中心部を西へと迂回している。そのR312から西の神鍋高原へと流れる車は非常に多い。やはり、蘇武トンネル効果だろう。 山脈の中央部の蘇武岳中腹の東側に広がる高原がこの神鍋高原である。R482を西に向かい神鍋高原をさらに西へ。空は鉛色、山は褐色系に染まり、茶色の田んぼに中に橙色の実をつけた柿の木。トンネルの東の入り口はこの高原のどん突きにある。まずは、クルマでトンネル入り口まで。この間に空はさらに暗くなり、とうとう泣き出した。 とりあえずクルマを降りて雨の様子を確認するが、ぽつぽつ程度なので行くことにする。何が楽しくてこんな日に自転車に乗らなければならないのか。通り過ぎるクルマの視線を浴びながらカッパを着込む。 稲葉集落の奥、旧アルペンローズスキー場の前を通り林道へ。いきなり分岐点だが、左の神鍋渓谷沿いの道を登る。ちなみに右は三川山へ登る道。 蘇武トンネルにより水脈を寸断され水が枯れてしまった、というようなことをきた神鍋渓谷だが、今の時期は大丈夫。 紅葉を楽しみながら400mの標高差を稼ぐ。だが、ただでさえ一年でもっとも日の入りが早いこの時期(日が短いのは冬至だが、日の入りは11月下旬がもっとも早い)に、この悪天候、稜線の鞍部に着いたときには薄暗くなってしまった。急いで下ろう。ハンドルにライトを装着し転倒。指切りでメッシュのグローブから、フリース素材の指あり手袋へ交換。 |
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村岡側は、大変な悪路。水で彫れた溝は、深さが道路の側溝ほどもある。滑り落ちたら転倒だ。そして、こぶしよりやや大の石もごろごろし、さらに木立にはいると暗くて路面が見えなくなる。暗くなる空に急かされるも、スピードを出せない路面状況に、ストレスがたまる。雨はさほど気にならず、ちょうど合羽を着ていて適度な温度。しかし、急速に暗くなる空に不安が募る。ああ、何が楽しくて…。 視界が限界に達した頃、突如路面が落ち着いた。コンクリート舗装になったようだ。後どのくらい下るのだろう、とGPSレシーバーのバックライトをつけようとしたが、着かず。どうやら電池切れ。しかし、スペアの電池はバッテリーライトで使っている。 |
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薄暗いライトを頼りに、でも舗装とはこんなにありがたいものか、と感じながら下ると、道路の明かり、そしてオレンジ色のトンネルの灯りが見えてきた。 途中の分岐からまたダートになるが、整備されたフラットな道で安心して下る。その道は、トンネル入り口へと急降下。 電池をライトからGPSレシーバーに入れ替えて、トンネル入り口の位置データを記録してからトンネルにはいる。 トンネル内には、車道からきっちり分けられた広々とした歩道があり、そして明るいトンネル内は安心して走行できる。しかも、雨も夜も関係ない。何という安心感だろう。 GPSレシーバーは電波が取れずに眠ってしまった。サイクルコンピュータも何も反応しないのは、雨に濡れたせいだろう。 両方の入り口の標高はほぼ同じで、内部もほぼ平坦。4km弱のトンネルを抜けるのに、ちょうど15分かかった。 トンネルのありがたみを強く感じるという意味では今日の天候はベスト。でも、何が楽しくてこんな日に…。 |
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