ネコ好き麻矢 炸裂!!
曽根麻矢は、ネコ好きだ。
これは曽根麻矢というマンガ家(兼イラストレータ)をご存知の面々には、周知の事実である。
では、どの程度のネコ好きなのか・・・
彼女のネコ好きは、ネコを愛するというよりは、ネコと自分を同次元で考える、という意味において、単なる「ネコ博愛主義」とは一線を画したレベルにある。
曽根麻矢を育んできた家は、この十数年、野良ネコ達のサファリパーク状態だった。彼女は、野良ネコの誇りを尊重する。もちろん「ゴロ」「うしこ」といった飼いネコへの愛情は凄まじいが、彼女のネコ好きの根幹を形成するのは、やはり自由奔放な「野良ネコ」なのだ。
そんな曽根麻矢と奇妙な縁で出会ってしまった葉月奨。
「やっぱり結婚記念日は覚えやすい日がいいわよね」
「じゃ、2000年20月20日だな」
「する気ないだろ、おのれは!」
過ぎ去ること幾星霜。あの曽根麻矢が、ついに結婚した!
そして、新婚旅行に選んだのが、西表島だ。
世にネコ好き多しと言えど、自らの新婚旅行のメインテーマに「イリオモテヤマネコ探索」をブチ上げる女性は、曽根麻矢隊長以外にはおるまい。
時は2000年9月某日。
飼いネコ・うしこを母に預け、夫・葉月奨を引きずりながら、曽根麻矢の西表島ヤマネコ探検隊は、西表島船浦港岸壁に、その第1歩を踏み入れた。
すでに彼女の眼には、レンタカー屋の飼いネコも、星砂の浜の野良ネコも、すべてがイリオモテヤマネコに映っているようである。
はたして、曽根麻矢は、本物のイリオモテヤマネコに遭遇することができるのか?
そして、「野良」の真骨頂に触れる事ができるのであろうか!
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