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Aurora
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割れた。光の玉が現れた山の端でポワンと割れた。光たちは先導するものを失った戸惑いをみせて、大きく波打ち、それぞれに拡散していく。集まり遅れた光たちが低く低くカーテンを作っている。
我々との出会いを、喜び別れを惜しむように、低く低く弱い光のカーテンを、木陰に揺らしていた。余韻が一帯を包んで、現実はまだ足音すら聞こえない。みんなまだ黙ったまま。私は独りバルブの秒数をつぶやく。「1・2・3・・・」終焉へ向けてのカウントダウンのように思え、少し悲しくなった。
この後、オーロラは、現れた時のように、空一杯に淡いグリーンの光を撒き散らして、何事もなかったかのように消え去ってしまった。
満天の星空が美しかった。

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